留学の心構えや基本的な知識をレクチャー。留学メディアなどを運営する若松千枝加さんと、留学・キャリアコンサルタントの本橋幸夫さんに話を聞きました。語学力Q、語学力は、渡航前にどの程度必要なの?A、さほど気にしなくても大丈夫です。生活面を考えると語学力はあるに越したことはないが、語学学校に留学するのであれば、あまり気にしなくてもOK。「語学学校への入学は、初級者レベルからトライ可能。ただ、現地で資格取得や就労を希望するなら、ある程度のレベルまで習得しておくのが理想です」(留学メディアなどを運営する若松千枝加さん)Q、渡航前に準備しておくといいことはありますか?A、自己紹介や日本文化を伝える練習を。「留学中は自己紹介をする機会が多い。留学前にしっかり文章をつくって暗記しておくと助けられるはず」(留学・キャリアコンサルタントの本橋幸夫さん)。「海外の人は日本に興味を持っています。関東関西の食文化やメンタリティの違い、アニメや漫画など、日本文化を紹介できると話が弾みやすいです」(若松さん)Q、語学学校も、テストに合格しないと入れない場合があるの?A、入学試験は基本ありません。語学学校では事前にクラス分けのテストを実施するケースはあるが、基本的に入学試験はない。「自分のレベルに合ったクラスで学ぶことになるので授業についていけないことはないはず。大学や専門学校の場合はTOEFL(R)などで語学力を証明するのが一般的です」(若松さん)お金Q、anan世代の働く女性の平均的な予算&渡航期間を教えて!A、超短期か長期の二極化傾向。「渡航期間は社会人の場合、1週間くらいの超短期を頻繁に行く人、あるいは会社を辞めて1年以上行く人が増えています」(若松さん)。予算は期間や渡航先によって変わるため左の表を参考に。一般的な予算別留学プランカナダ(4週間):35~50万円オーストラリア(12週間):90~130万円ニュージーランド(24週間):160~200万円金額は、学費と滞在費を合わせた目安の額。これに往復の飛行機代をプラスして見積もりを。現地でアルバイトをしないなら余裕を持った額を用意しよう。ワーキングホリデーのリアル事情Q、ワーキングホリデーと留学って何が違うの?A、主にビザの種類と目的が違います。「まずビザの種類が違い、留学は学ぶのが目的、ワーキングホリデーは現地に滞在して交流するのが目的でアルバイトも可能。またワーキングホリデーは18~30歳までの年齢制限がある国が一般的です」(若松さん)Q、本当に現地に行ってから仕事は探せるの?A、現地の情報サイトやSNSで探す人も。「国ごとの求人情報が掲載されたFacebookやSNSで探す人が増えています。語学力に自信がある人は働きたい店などに履歴書を持っていくのも手。最終手段として日本食レストランやラーメン店も」(本橋さん)Q、「ワーキングホリデービザ」の発給条件は厳しいの?A、申請時期と定員には注意して。「発給自体は日本で健康に暮らしていれば基本的に心配いりませんが、受付可能な申請時期と定員は必ず確認を。例えば人気のカナダは毎年秋くらいには定員に。よく調べて早めに動きましょう」(若松さん)Q、ワーキングホリデーで行ける国は限られているの?A、現在は協定国が32か国あります。「日本と協定を結んだ国に、1年かそれ以上滞在できるワーキングホリデー制度。現在、協定に調印している国は32か国(※)。また、就労は義務ではありません」(若松さん)※ワーキングホリデーの名称ではないが同様の制度を持つ国、調印後実施待ちの国を含むQ、語学力や専門的なスキルがなくても働けるの?A、働ける場所は限られます。「語学力やスキルを必要としない仕事は、人手不足の農園やホテルのハウスキーピングなど限定的。会話をせずに働くのは味気ないし、雇用契約で足元を見られないためにも語学力は必要です」(若松さん)人気2大国のワーキングホリデービザを比較カナダ定員:6500人滞在期間:12か月まで就学期間:6か月まで就労制限:なし必要な資金証明:C$2500(約28万円)以上+往復の航空券代オーストラリア定員:なし滞在期間:12か月まで就学期間:4か月まで就労制限:基本的に同一雇用主の下で6か月まで必要な資金証明:AU$5000(約50万円)以上+往復の航空券代※1C$=約112円、1AU$=約99円(4月22日現在)若松千枝加さん女性向けの留学ウェブマガジン「女子Ryu」、ニュースサイト「留学プレス」の運営など、留学関連の事業を行う企業の代表。留学やワーキングホリデーの普及に尽力している。本橋幸夫さん留学コンサルティング会社代表。留学生の就職・キャリア教育の重要性に着目し、国内初の留学・キャリアコンサルタントとして活動。著書に『留学帰国者の就活』(本の泉社)。※『anan』2024年5月22日号より。イラスト・佐藤拓人取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2024年05月16日■これまでのあらすじ結婚して以来子どもを望んでいた美咲だが、夫の拓也はその生い立ちから親になる勇気が出ず、非協力的になってしまっていた。思い悩む美咲を必死すぎて嫌とまで思っていた拓也だったが、先輩のアドバイスから美咲と話し合いを重ねてついに妊活をスタート。しかし1年後、待望の妊娠がわかるが、流産してしまう。数年後、美咲は赤ちゃんと生活するが、拓也が子育てに参加しないことに寂しさを募らせていた。そんなある日、拓也の態度にしびれを切らした美咲は「私たちに関心を持って」と訴える。しかし拓也に今は一緒にいたくないと言われ、美咲は拓也の心配が的中したと言う。「拓也は親になれなかった」のだと…。■親になれなかったのは夫だけ?■そんなこと言える立場?「拓也は親になれなかった」と口にした美咲に、拓也は「俺だけが親になれなかったのか?」と問いかけます。すると、育児を全部自分に押し付けて、帰宅しても何もしない、それに加え飲み歩くようになって、自分と花ちゃんと触れ合うことを避けているクセに…。「なんで被害者面してるの?」ハッキリと言い返す美咲に、拓也は「親になれないのはふたりの問題だ」と言うのですが、それはいったいどんな意味なのでしょうか?次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2024年02月02日皆さんは若かったあの頃、どうしても親を許せないと感じたことはありますか?今回は、10代の頃に「実の親でも許せない!」と感じたというエピソードを紹介します。イラスト:しのささむつ大学受験のとき…大学受験のときの話です。私はほぼ無名の地方公立高校から旧帝大を目指していました。私が夜遅く出歩くのを親がいい顔しなかったので塾にも行かず、高校1年生の時から毎日10時間以上勉強して、なんとか現役で第一志望に入ることができました。親に合格を知らせたら、「合格させてやった感謝がない」と叱られました。叱られた理由出典:愛カツ親が言うには、私が合格できたのは毎日勉強できる環境を整えた親のおかげ(家の手伝いをさせなかった・バランスいい食事を出してやった・勉強にうちこめる経済状況である)であって、同じ環境なら誰でも合格できるそうです。だから本来なら「合格させてくださってありがとうございます」と言うべきなのに、その言葉が真っ先にないのは性格がおかしいと言われました。ちなみに親は私の合格をすぐ吹聴し、近所で「子供を優秀大学に入れた親」としてチヤホヤされていました。(33歳/女性/研究職)親の協力も重要だけど…もちろん志望校に合格するためには、親の協力も重要かもしれません。でも自分の両親には最初に「合格おめでとう」と言ってほしいものですね…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年09月17日子ども達が2人とも小学生になり、親の手から離れた時間を過ごすことも増えました。特にひなはもう4年生なので、こちらが思っている以上に自分の力で色々なことが出来るようになっていて、こうして親離れ子離れが進んでいくんだな…と感じる今日この頃です。■お友達とお出かけするようになった長女・ひなこれは親としてもすごくうれしいことで、お友達と遊びに出掛けていく姿を見送るのが幸せの一つでもあります。しかし私は超がつく心配性。…というか、母親は心配性なのがデフォルトですよね!?子どもが自分の世界を広げていくと同時に、心配も増えていくものです。事ある毎に、想像を膨らませては勝手に気を揉んでしまいます。例えば最近ひなはキッズケータイでお友達とやり取りを始めたのですが、そこから派生して「親が見えないところで起こるいざこざの可能性」を想像してしまったり。 ■SNS時代に絶えない子育ての不安昨今のSNSの治安の悪さを見るにつけ、もし子供がその標的になるようなことがあったら…と想像してしまったり。そんなことまで今から心配していても仕方ないんですが、どうしてもね。「乳児はしっかり肌を離すな 幼児は肌を離せ、手を離すな 少年は手を離せ、目を離すな 青年は目を離せ、心を離すな」という有名な子育て訓がありますが、今は徐々に手を離していく時期。難しいですが、子供の人生の妨げにならない程度に適度に心配しつつ、見守っていけたらと思います!
2023年01月20日多くの人が直面する親の介護問題。時間だけではなく、お金までかかったらたまったものではない。親の介護のコツは親のお金で行うこと。専門家が解説するーー。「“人生100年時代”といわれています。親の介護期間が長くなれば、そのぶん介護費用の負担も増加します。子どもが親の介護で苦しまないためにも、原則“親の介護は親のお金を使う”と決めておくことです。そうすれば、介護破綻を防ぐことにつながります」こう語るのは、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)の著者で、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さん。「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、在宅介護にかかる自己負担額は、月平均で4万8,000円。施設介護の場合だと、月平均12万2,000円もかかるという。また、同調査における介護期間の平均は5年1カ月。全体の17.6%の人が「10年以上」介護をしているというから、長期化のリスクにも備えなければならない。「親の介護費用を過度に負担したことで、子どもの教育費などにも影響を及ぼし、夫婦関係がギクシャクしてしまうケースも少なくありません」(太田さん・以下同)そこで太田さんに、世話をする子どもが損をせずに、親のお金で介護費を確保するための5ステップを指南してもらった。【1】親の財産を把握する「介護費用というのは、“いくらかかるかではなく、いくらかけられるか”が大事。そのためには、親の懐ろ事情を事前に知っておくことがとても重要となってきます」(太田さん・以下同)そもそも、親がどれだけお金を持っているか。ほとんどの子どもは知らないという。「親の年金額、預貯金、株、不動産、どのような保険に加入しているか、さらに借金の有無などを知っておくことで、どんな介護ができるか見えてきます」別居している子どもの場合、親が住民税課税世帯か非課税世帯なのかさえ、把握していないケースが多いそうだ。「もし非課税世帯であれば、医療費や介護費などの負担が軽減されます。ぜひ、親が元気なうちに財産の状況を聞いておきたいですね」しかし、普段からコミュニケーションが取れている親子なら聞きやすいが、そうでない親子も多い。子どもから突然お金のことを聞かれたら、怒りだしたり、戸惑ったりする親もいるだろう。「保険の話をきっかけにするのが有効です。たとえば、“私、〇〇という保険に入ったんだけど、お父さん(お母さん)はどんな保険に入っているの?”と聞いてみる。自分の情報を開示しながら、話を切り出せば、会話がスムーズになります。話の流れで、徐々に年金や預貯金の話に広げていく」また、親の確定申告を代わりにやることで、通帳や保険内容などをチェックすることもできる。もちろん、親に介護のことが心配だからと伝えて、ダイレクトに聞いてみるのも手だ。月々の年金額も含めた親の懐ろ事情が把握できたら、月にどれだけ介護に対してお金を使えるか、見えてくる。【2】代理人カードを作る要介護状態になれば、親は気軽に銀行に行けなくなるだろう。買い物や公共料金の支払いなど、日々の細かい支払いを肩代わりしているうちに、大きな負担になってしまうことも。「年金が振り込まれる親の口座のキャッシュカードをもう1枚作りましょう。これは本人以外の親族でもお金を引き出せる『代理人カード』と呼ばれるもので、多くの金融機関が対応しています。ただし、口座名義人が申請して作るものなので、親と相談したうえで、親が元気なうちに金融機関に同行して作っておきましょう」親のために使うお金は、親の口座から引き出したもので払おう。【3】「預かり金」の活用を検討する親からまとまったお金を預けてもらう方法もある。「たとえば、親の定期預金500万円を解約して、将来介護費用として使用するための“預かり金”として、新たに子ども名義の口座を作ります。その際、親子間で“覚書”を交わす。預かり金であれば、贈与税はかかりません。介護が始まったら、その口座から費用を出金する。親が亡くなった時点で残金があれば、そのお金は相続財産となります」相続や税金のトラブルを防ぐためにも、介護にかかった費用の明細と領収書は必ず残しておこう。【4】任意後見人契約を検討する本人に代わって財産管理や介護契約などを行うことができる「成年後見制度」というものがある。「この制度は、裁判所が後見人を選任する『法定後見』と、本人(親)が成年後見人を指名して契約する『任意後見』に分類されます。後者の『任意後見』は本人の意思によって決めることができるので、親が子どもを指名できます」親が元気なうちに、任意後見契約を結んでおけば、将来的に認知症になってからの財産管理や契約などをスムーズに行える。一方、「法定後見」の場合は、親の判断能力が低下したときに、成年後見人が必要と感じた親族らが申し立てを行って、裁判所が後見人を選任する。「必ずしも配偶者や子どもが後見人になれるわけではなく、面識のない弁護士や司法書士といった第三者がなるケースが多いようです」親の口座から介護費用を引き出したい場合でも、第三者の後見人にいちいちお願いして判断を仰がないといけなくなるという……。【5】地域包括支援センターに事前に話を聞く最後は、親が要介護になっても慌てないための情報収集!「はじめて介護をすることになると、不安や疑問、わからないことだらけです。各自治体には高齢者とその家族が気軽に無料で相談できる『地域包括支援センター』を設置しています。事前に親の住む地域にあるセンターに連絡して、親が要介護になったら“どんな介護サービスを利用できるか”“費用の軽減制度は?”など、介護に関するさまざまな情報をリサーチしておく。そうするといざ介護となっても慌てずに準備できます」長期化する介護期間を乗り切るためにも、親の介護は親のお金で賄う時代なのである。
2022年05月20日子供にとって、遠足はテンションが上がる一大行事。自分が子供の頃、「遠足の前日は、楽しみでなかなか眠れなかった」という人もいるのではないでしょうか。なかッち(@nkc_papa)さんは、子供の頃に体験した、遠足にまつわるエピソードをTwitterに投稿。内容に、親目線で共感する人が相次いでいます。遠足の前日、子供のひと言に親が絶句した理由話は、投稿者さんが小学校1年生だった頃にさかのぼります。遠足に行けることが嬉しいあまり、親にサプライズで伝えようと思った投稿者さん。前日の夜、突如として、親に遠足がある旨をハイテンションで伝えました。「実は……明日は遠足でーす!」小学校1年生の時、遠足が嬉しくてワクワクして親にサプライズで教えてあげたらきっと喜ぶだろうと思って前日の夜に「じつは〜……明日は遠足でーす!」って発表したらしばき回された事がある。— なかッち破天荒先生 (@nkc_papa) June 13, 2021 「親も喜ぶだろう」と思っていた投稿者さんですが、どうやら怒られたようです。子供が遠足に行くとなれば、当日のお弁当やお菓子、雨具など多岐にわたる準備が必要になります。投稿者さんの親は、「もっと早くいってほしかった…」と思ったのでしょう。投稿に対し、子供がいる人からは「親の気持ちが分かる」と共感が相次いでいます。・心臓に悪いひと言ですね…。でも無邪気!・怒る前に、思わず絶句しそうです。嬉しい気持ちは分かるけど、やめてほしくなりますね。・「母ちゃん、ごめん」と今ならいえます…。でも笑いすぎて、腹筋が崩壊しました。子供がやけに楽しそうな様子を見せていたら、遠足の予定がないかを確認しておくといいかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年06月24日夫に子どもを預けて、たまには一人でゆっくりおでかけしたいですよね。でも、家に帰ると子どもがあざを作っていたり、ひざをすりむいていたり…。理由を聞くと「大したことないよ。目を離した隙にちょっと…」と苦笑いする夫。でも、笑ってすませられることではないこともあります。東京消防庁発表の 「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」 によると、5歳以下の子どもが事故に合う場所は約7割が家の中。つまり、ほとんどの場合は親と一緒の時に起こっており、そのうち約10人に1人の割合で入院が必要な中等症以上となっています。どうして、親がそばにいながら、子どもの事故は起こってしまうのでしょうか? その理由を紐解いていきましょう。■子どもの事故、実は「親の脳タイプ」が原因になっていることも?一般的には、切り替えがうまく、複数の異なる作業を同時進行できるのがマルチタスク悩。一方、「今、目の前のこと」を最重要と捉えて打ち込む傾向がある方は、シングルタスク悩といわれ、他の作業を同時進行で進めることは苦手なようです。どちらの悩タイプなのか、見分け方としては「1日1回以上はやり忘れがある」かどうかで判断します。例えば、ゴミ当番なのに出し忘れた、頼まれた買い物をし忘れた、郵送物を出し忘れたなど些細なことで構いません。やり忘れて落ち込むことが1日1回以上あり、それが続く人は、シングルタスク悩の傾向が強いといえるでしょう。家事育児は、さまざまなことを同時進行で進めないといけないことが多いため、マルチタスクだといえます。小さいお子さんのいるご家庭なら、夕方はまるで戦争のような忙しさ。たとえば、子どもをあやしながら夕食の下ごしらえをして、早めに子どもと一緒にお風呂に入った後は、子どもの支度をしつつ自分も身支度を整え、夫の帰宅に合わせて夕食の仕上げをし、食器を洗いつつ洗濯機を回し、子どもを寝かしつけながら翌朝の朝ごはんのメニューを考え…。こういった家事育児をこなしつつ、子どもに危険が及ばないよう常に目配りをする必要があります。そのほかにも、入浴後、必ずお風呂のふたが閉まっているか確認している、料理の後、使った包丁はすぐしまっている、包装ビニールはふた付きのゴミ箱にすぐ捨てているという方がどれくらいいるでしょうか。これらはすべて、子どもが重篤なケガをする原因となるものばかりです。目の前のことをこなすだけが家事育児ではありません。それをする(もしくは、しない)ことで、その後どういったことが起こるかを想像しながら同時進行で進めるマルチタスク処理能力が求められます。子育てでは、「まさか◯◯するとは思わなかった」「ちょっと目を離しただけなんだ」という言い訳は通用しません。自分がどちらの悩タイプの傾向があるのかをまずは把握することが大切です。■コロナ禍で子どもの事故が起こりやすくなっている?まだまだ収まる兆しの見えない新型コロナウイルスの流行が、子どもの事故を誘発する可能性があります。毎日出社していたのがリモートワークに変わり、慣れないオンライン会議を重ね、家族がすぐそばにいる環境で仕事をするなど、まったく新しい形態で働くことが求められている方は多いでしょう。しかし、シングルタスク脳タイプは、仕事とプライベートを切り離すのが難しく、頭の切り替えができない人が多いようです。また、いつもとは違うルーティンで仕事をするのも向いていません。たとえば、別室で仕事をしていても、家族の気配に気が散ったり、子どもの声が気になってオンライン会議に集中できないなどで、いつもより仕事の効率が落ちて焦ってしまうケースは少なくないようです。一方、家で仕事をするようになってお互いに気をつかう反面、大人が常にいる安心感もあるでしょう。そのため夫婦間で、「すぐ戻ってくるから買い物の間、子どもを見てて」「今日の保育園のお迎えをお願いできる?」とついつい頼みごとも多くなります。互いに「わかった」と安請け合いしがちですが、マルチタスク脳と違い、シングルタスク脳は集中しがちです。目の前の仕事で頭がいっぱいになり、子どものことをきれいさっぱり忘れてしまうことがあります。実際、仕事に集中するあまり娘さんの保育園のお迎えを忘れてしまい、夜8時頃、保育園からかかってきた電話で初めて思い出した、というケースもあります。このように、シングルタスク脳の方は、仕事をこなしながら子どもに目を配ることが苦手で、仕事に集中すると子どもの存在を頭から消してしまうため、「ちょっと目を離した隙に…」「そんなことをするとは思わなかった」という事故が起きてしまうのです。コロナ禍によるリモートワークの増加で、これまでは「シングルタスク脳のうっかり」ですんでいたことが、子どもの事故につながりやすくなっているといえます。■安心して子育てをするための事故防止と対策では、シングルタスク脳は子育てができないかと、いうとそうではありません。マルチタスクをこなすのは苦手であることを自覚し、対策を立てれば事故を予防することができます。シングルタスク脳の傾向がある方は、うっかりを防ぐために以下の2つを意識することが重要です。・時間を短いスパンで意識すること・育児のルーティンを習慣化することシングルタスク脳は、仕事に集中しすぎる傾向にあるため、短いスパンで時間管理をしたり、子どもに関わる用事を思い出す必要があります。そこで、スマホや時計のタイマー機能を上手に活用して、音や振動で子ども関連の用事を思い出すようにするといいでしょう。また、子どもに関することを、いつものルーティンと結びつけて習慣化することも大切です。例えば、子どもを保育園へ連れて行く時に忘れ物が多いようなら、出かける時にいつも持ち歩くスマホや家の鍵と子どもの荷物を一緒に置いておくといいでしょう。また、パソコンや掛け時計など、必ず定期的に見るところに、子ども関連で忘れてはいけないことをメモして貼っておくのもおすすめです。例えば、脱衣所の時計の横に「お風呂のふたは閉めた?」と張り紙をしておけば、必ずふたを閉めるようになり、目を離した隙に子どもがお風呂でおぼれる心配もなくなります。自分は、シングルタスク脳タイプとマルチタスク脳、どちらのタイプなのかを見極め、シングルタスク脳の傾向が強い方はぜひ上記の対策を試してみてください。続けていくことでコロナ禍の新しい生活様式や、子育てが習慣化し、「うっかり事故」を予防できるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月30日あなたの親は、あなたをどんな風に育てましたか?親が無意識に子どもに求めた生き方を、私たちは時として「呪い」として深く刻み込んでいます。そのひとつが「あなたならできる」という期待の言葉。でも、できるという期待は裏側に「できない私はダメ」というプレッシャーが含まれています。その言葉の呪い、どうやって解いていけばよいのでしょうか。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 83「あなたならできる」親からの呪いを抜け出すために知りたいこと「あなたならできる」親からそんな言葉をかけられた経験はありませんか。現在放送中のテレビドラマ『私の家政婦ナギサさん』が話題になっていますが、人気の秘密のひとつが、母親から主人公にかけられた言葉の呪いだといわれています。あなたならできるというフレーズには、一見すると相手への信頼とポジティブな期待を感じますが、当人からするとそうでもないことも…。例えばここ一番に「あなたならできる」と言われたら、頑張ろうという前向きな気持ちになるものですが、日常的に「あなたならできる」を刷り込まれていると、逆にできない自分を激しく責めてしまうことになります。そして悲しいことに、親の声がけのほとんどは後者であることが多いのです。親からの信頼と見せかけた過剰な期待は、子どもからすると良くないプレッシャーにしかなりません。では親からの呪いの言葉で自分が染まりきっている方はどうしていけば良いのでしょう。大切なのは「できる
2020年08月20日保育園の入園準備で用意するものは、園指定のもの、自分で用意するものなど、いろいろあります。初めての社会・集団生活を経験する子どもたちのために、子どもが快適に過ごせるものを選んであげたいですよね。通い始める前にできる心構えなどもご紹介します。保育園の入園で準備すべき物入園準備を始めるにあたり、まず気になるのが『準備すべき物』ですよね。ギリギリになって慌ててしまうことのないように、必要なアイテムを一通りチェックしていきましょう!布団・服など準備品一覧いざ入園が迫ってから、「あれもこれも準備できてない!」と慌てるママは少なくありません。余裕を持った事前準備をするために、まずは基本的な準備品の確認から始めていきましょう。布団(布団カバー・シーツ)着替え通園バッグ帽子オムツセット食事セット(カトラリー・コップ・エプロン・ナフキンなど)上履き雨具弁当箱(園によります)各種袋(上履き入れ・食事セット入れ・着替え入れなど)※上記で紹介している入園準備用品は、園によって違いがあります。可能であれば、先輩ママなどから早めに情報収集しておくのもおすすめです。入園前の準備は大変?気を付けるポイント名前付けは早めに着手を「入園準備で1番大変だったのはどんなことですか?」そう質問されて「名前付け」と答えるママは少なくありません。保育園では、布団のような大きな物からカトラリーのような小さな物まで、基本的に持ち物全てに名前を記入するよう求められます。大きさ・素材が違うあらゆる持ち物に分かりやすく名前を書くというのは、わりと時間のかかる作業です。なお、近年では『名前シール』や『名前スタンプ』といった名前付けアイテムが人気を集めています。便利な道具の力を借りながら、できる限り少ない負担で作業を進めていけるとよいですね!園内だけではなく送迎のことも考えて入園準備を考える際に、ついつい忘れてしまいがちなのが『送迎にまつわるアイテム』です。送迎時の移動をベビーカーや自転車で行うのであれば、雨の日にも対応できるカバーなどの用意が必要になるでしょう。また、抱っこ紐で移動するのなら、抱っこ紐を無理なく使える通勤用の服や靴・鞄も必要となります。通い始める前にできる心構え保育園の時間割で過ごしてみる入園当日を迎える前に、実践しておきたいのが『保育園の時間割で1日を過ごしてみる』というシミュレーションです。起床から登園準備・送迎・帰宅後の流れはもちろんのこと、保育中の時間に実際に利用する公園などを訪れてみるのもよいでしょう。実際に経験することで、時間配分などのスケジュールを細かく見直せます。家族できちんと話し合う実際に子どもが保育園へ通い始めると、夫婦・家族の連携が必要不可欠です。登園は何時で誰が送っていくか、そのためには何時に起きて何時までに身支度を済ませなければならないか、緊急時は誰が対応するか、お迎えは何時で…など、起こりえる問題についてしっかりと話し合っておく必要があるでしょう。ここで話し合いができないままスタートしてしまうと、いざというときの対応に問題が起きたり、夫婦のどちらか、もしくは双方が不満を抱えたりといったことになってしまいます。入園前に、時間を取って話し合いしておくことをおすすめします!サポート体制のチェックも重要『サポート体制のチェック』も、入園前に取り組んでおきたい大切なポイントです。子育て中は、想定外の事態の連続です。朝元気に登園した子どもが数時間後に発熱したり、感染症で何日も登園できなくなったり、親自身が体調を崩してしまうこともあるでしょう。そんなときに頼りになるのが地域や行政・親族などのサポートです。困ったときにすぐ対応できるよう、情報収集はもちろんのこと、必要であれば事前登録の手続きを済ませておくと安心ですね!入園式を楽しい気持ちで迎えよう!保育園に長い時間預けることに対して、子どもに罪悪感を持ってしまうこともあるかと思います。子どもが登園時に行きたくないと泣いたりして、心が折れそうになることもあるかもしれません。まずは、保育士さんとの信頼関係を作って、保育士さんとしっかり連携をとり、保育園生活を楽しくすること、新しい生活がはじまることを楽しむように考えられるといいですね。
2019年12月18日こんにちは、もりりんパパです。実はここ最近色々とありまして…なんと我が家の次女さん。鼻を骨折し、入院・手術までしてしまいました( ゚д゚)やんちゃすぎる次女 鬼ごっこで大出血!それはつい1ヶ月ほど前、10月の頭におこりました。小学校での休み時間に校庭で同級生と鬼ごっこをしていた次女。その時につい興奮して国旗掲揚台に登ってしまったらしいのですが、そのタイミングで後ろから押されてしまい、バランスを崩した結果、鼻から地面に激突してしまったそうで。いや…いやいやいや。気持ちは分かるが高いところに登っちゃダメです。そりゃ鬼ごっこだから押されるし足場が少ないから落ちますわ( ノД`)で、鼻の動脈を切ったらしくありえない程の鼻血を出して校長先生が飛んできたそうで。そのまま保健の先生付き添いの元救急病院に運ばれて行ったそうです。そんな連絡を受けたのが当日の昼過ぎ。その後夕方に再度連絡を頂いたのですが…検査の結果みごとに鼻を骨折…!!骨折の部位が部位だけに特に治療することも出来ず、ギブスをあてて様子をみることになりました。とくに痛みもないのか次女はいつものように元気活発に過ごしていましたね。…いや、少しはおとなしくしてくれても良かったのですが(笑)しかし、困ったことにこれで話は終わりませんでした。手術するかしないか…難しい決断1週間の経過観察を経て再度受診したのですが、どうにも折れた部位の右部分(右目の下らへん)が陥没しているとのことでしてね。幸いパッと見た程度では分からないくらいの陥没で、痛みもないのでこのまま放置するという選択肢もありました。けれども先生曰く…早急に手術をして陥没を引き上げる必要はない、かもしれないしかし、陥没の程度は悪化する可能性もある後々に手術をする場合、大がかりになり大変にはなる今から2週間くらいの間が一番負担の少ない手術で済む手術するかどうかは保護者の方が決めて下さい…ということでした。…えぇえええええ( ゚д゚)これはちょっと悩みましたね。メスを入れることなく済むかもしれない。しかし、もしかしたらもっと大変な手術になる可能性もあるわけで。うむむむむむ。悩んだ末に僕たちがとりあえず振り絞った結論は…。突然の手術に! しかし試練は手術後も続いたのでした…もしも手術をする場合、今受診している病院ではなく都会にある総合病院に行くことになっていたんですよね。なので、とりあえずそちらに受診して相談してみることにしました。内容が内容なので、さすがに慎重になってしまいましたね(^^;そしてそれから2日後に紹介状を持って総合病院へ。都会なので車での移動は大変とのことで、朝僕が駅まで嫁さんと次女を送り、そこから電車で病院まで向かうことになりました。そして。まさかの即入院&手術:(;゙゚''ω゚''):嫁さんが総合病院の先生に相談してみたところ、「手術をした方がいいかな」という気持ちが少しでもあるならしましょう! となりまして。そこから病室や先生の予定などを照らし合わせた結果…そのまま一気に手術をしましょう!! となったのでした。手術じたいはおかげさまで極めて短時間で無事に終わる事ができました。次女本人が元々手術を怖がっていなかったのも大きかったと思います。病院はホテルみたいだと喜び、検査も点滴も難なくクリア。術後のご飯を楽しみにすらしていたので、僕たちもそこまで構えることはありませんでした。まぁさすがに手術室に入る直前には少しだけ固まっていましたが、嫌がって泣くこともなく進んでいきました。しかし。本当に大変だったのはここからでした。荷物が足りない! 長女が病室に入れない! バタバタだった手術直後まず急な入院になってしまいましたからね、次女の分も含めて嫁さんの荷物が殆どありません。おまけに普段は車で移動するので車内にはある程度物を置いているものの、この時は電車での移動となったためにみごとに必要なものが何もなかったのです。慌てて僕に電話をかけてくる嫁さん。そして、仕事を早退して家に帰ったあと言われたものを家で必死に探す僕。う~ん…何がどこにあるのか全然分からない!!普段僕は家事に色々と関与しているつもりでしたが、まだまだですね。自分の力不足を痛感してしまいました。そこから電話で嫁さんに場所を教えてもらいながら何とか荷物を揃えた僕。で、時刻は16時。長女はまだ中学校にいる時間帯でしたが、おいていくわけにはいかないので迎えに。ホームルームが終わって部活に行くであろうタイミングで先生に電話連絡をして事情を説明し、無事に捕まえてそのまま一緒に病院へと向かったのでした。病院に到着したのは18時前。まさかの長女さん病室に入れない!!これもうかつでした。実は以前他の大きな病院に身内が入院したことがあったのですが、そちらは小学生までが病室に入れないという決まりだったんですよね。しかし今回の病院は成人するまで入室禁止だった模様。うっかり前の病院と同じだと思い込み、看護師さんに注意されてしまったのでした。そのため、病院に荷物を送り届け次女の様子をみたものの、すぐに帰宅しなければならない事態に。そしてこれだけでは終わりません。この病院では入院費に関わる身元保証人の誓約書を2名分用意しなければなりませんでしたが、提出期限は退院時まで。退院するのは…明日(゚Д゚;)!!それから慌てて実家に行ったりして誓約書に記入してもらったのでした。とまぁ、ダイジェスト形式でここまで当日の流れを書きましたけどね。他にも手術後の全身麻酔がとけた後の次女の様子に驚愕したり、翌朝退院後にハプニングがあったりと様々なことがおこりました。ちょっと準備不足だったのは否めませんが、おかげで必要な物や心構えはかなりわかったと思います。それを踏まえて子どもの入院でないと本当に困ったモノや役立ったモノ手術は終わった後がたいへんだった…子どもの病院面会時の心構え次女の退院時にまつわる必要だった持ち物や注意点この辺りを次回以降に書きたいなと思っています。今回はかなり長くなってしまいましたが以上です!ここまで読んで頂きありがとうございましたm(__)m
2019年11月27日初めての妊娠で一番恐怖を抱いていたのは“陣痛”でした。経験したことのない痛みだからこそ怖い。でも、痛みのとらえ方は人によって違うことに気付きました。その違いは何だったのか。今回は、私が陣痛を経験して感じたことをお伝えします。 誰しも出産は不安がつきもの初めての出産はもちろん、何人産んでも出産は不安がつきものだと思います。それは未来のことは誰も予想がつかないから。だから不安になって当たり前ですよね。 私は初めての出産で恐怖を抱いていたのが“陣痛”です。パニック状態に陥った妊婦さんを子どものころに見たことがあり、恐怖というイメージしかありませんでした。想像をしただけで、私は痛みに耐えられるんだろうか……。そんな心配ばかりしていました。 私が意識した陣痛への心構え出産予定日が近付くにつれ、不安は大きくなる一方。でも私はある心構えをしました。弱気になっても仕方がない。ママになるためには乗り切らなければならない。そして、「自然に身を任せる」ということです。 もう1つ忘れてはならないのがママより赤ちゃんのほうが苦しいということ。細くて真っ暗な産道を一生懸命降りてきます。苦しいのは自分だけではないんです。 これくらいの痛みはまだまだ!どんな痛みでも「痛い」と思えば思うほど痛さは増します。実際に陣痛がきて私が意識したのは「これくらいの痛みはまだまだ!」という気持ちでした。これくらいでへこたれてはいけないと言い聞かせていると、痛みに対して強くなれた気がします。 ただ私の場合は、自宅で我慢しすぎてしまい、産院へ到着したときは即分娩台でした。我慢のし過ぎにも注意したいですね! 痛みに対して恐怖を抱くのではなく、これくらいの痛みはまだまだ! と思うようにする。心構えだけでずいぶん気持ちが違うことを感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年09月20日親に言われたり、されたりして傷ついたエピソードを、20~30代女性の集まるアンアン総研メンバー200人にリサーチしました。親の立場になってみれば、わからなくもないセリフもありますが、多くは「酷い」のひと言につきます。これから親になるみなさん、既に親となっている方も、ぜひとも反面教師にしてくださいね!文・田中亜子【アンアン総研リサーチ】いまも忘れない! 親の非情な言葉「いろいろありましたが、一番呪いになっているのは『こんなに美人な私から(母はかつてモデル)、こんなデブでブスな子どもが生まれるとは思わなかった』です」(30歳・公務員)「兄と弟がいるのですが、お手伝いは私にしか頼まず、私がなんで私にばかり頼むのと聞いたら、『女の子でしょ!』と言われたこと。何かにつけて女の子なんだからと兄弟と扱いが違っていた」(32歳・主婦)「親の立場に立てば理解できる話ですが、中学生の時に将来なりたい夢を話したら『あんたには才能がないからムリだよ。普通の会社に働いて暮らしなさい』みたいに言われたこと。自分にもし子どもができたら、もう少しうまく伝えてあげたいなと思います」(31歳・自営業)「勉強して現役で国立大学に合格することができたのですが、それを親に報告したら『今からでもいいから医学部医学科を受け直さないか?』と言われ、大人になってからも『医者になっていたらよかったのに』と言われます。確かに医者になっていたら給与は格段に上だったんでしょうけど、言われるたびにもやもやします」(32歳・専門職)「『バカばっかり産んで』っと泣きながら自分のお腹を叩く母親。子ども達はすごい学歴でもないので本気の発言だったのだろうが、忘れられない」(34歳・会社員)どれも怒りが湧いてしまうきっかけがあって出た言葉だと仮定して、親もひとりの人間。頭に血がのぼり、理性を失ってしまうこともあるのかも。それでも、子どもの前では、いつも笑顔であり続けたいものです。信じられない! 親の最低な行動「門限を破ってしまい、母親からかかと落としされた」(32歳・会社員)「揉めるとすぐ暴力に結びつける父。でも、初めて私が父を倒してからは、父の暴力はなくなった」(34歳・公務員)「夏休み、友達に会えないように、服を全部捨てられたり、携帯を取り上げられたり、電話線を切られた」(31歳・自由業)「父親と大喧嘩した後日、家の鍵が知らない間に変わってて家に入れなかった」(27歳・会社員)「何かで怒らせたらしく。自分の誕生日会前日の夜に買いに行ったジュースを、帰り道の途中でその場に全部捨てられた。いまだに忘れられません」(30歳・会社員)「子どものころ、肺炎で入院しているとき、お見舞いに来てくれた両親が「車を見てくる」という嘘をついて帰ったこと。話の途中で、そういったので私は病院のベットでずっと待っていた。看護婦さんに帰ったことを知らされて嘘をつかれたことを知った。素直に言えばいいのに、なんで嘘をつくのか疑問で悲しかった」(30歳・自営業)思春期になり、反抗的な態度をとる子どもに、親はつい手を出してしまうかもしれませんが、いかなる理由があっても、暴力はいけません。別の方法を模索して親子関係を少しでも良好に保ちたいですね。最後に、自分の親ではない大人から傷つけられたエピソードもご紹介します。「両親は共働きだったので、私はかぎっ子でした。けっこう頻繁に周りの親たちから、『さみしい思いしてない? かわいそうに』などと言われていて、それが普通と思っていた自分は、その生活を楽しんでいたのですが、あまりにも周りが言うものだから、“私ってさみしい子なの?”“私ってかわいそうなの?”と思うようになりました。例えかわいそうと思っても、それがしあわせな子もいるのだから、周りはとやかく言うことはないと思いました。私は、働く母を尊敬してるし、それが誇り。私が親になって、鍵っ子ちゃんがいても“お母さんかっこいいね!”って言いたいです」(33歳・専門職)これは独身の方や子どものいない人にも刺さるお話ではないでしょうか。何気ない言葉が子どもを傷つけることもあります。言葉の持つ影響力を考え、相手の立場になる想像力を働かせて、軽はずみな言葉かけは慎みたいものですね。©Esther Moreno Martinez / EyeEm/Gettyimages©ljubaphoto/Gettyimages
2019年08月18日ウーマンエキサイトで人気連載中のモチコさんの記事 「『あの子、嫌い』という子どもの発言…親はどこまで口出していいの?」 には、ある日突然、娘ちゃんが幼稚園のお友だちのことを「嫌い」と言い出してしまったエピソードについて書かれていました。保育園や幼稚園は集団生活の始まりの場所です。小さな子ども同士だから、けんかやトラブルが起きることは当然だと思います。だけど、いきなり「嫌い」という強い言葉が出てくると大人はびっくりしてしまいますよね。そこで今回のアンケートでは、子どもの発言に悩んだことがあるかどうか。また、子どもの発言に関するエピソードについて聞いてみました。■子どもの発言に悩んだことあるが、約8割!子どもの発言に悩んだことがあるかアンケートを実施したところ、一番多い回答が「とてもある」48%、そして「たまにある」33%と続きました。上位の回答を合わせると、約8割の人が悩みを抱えているという結果に。「少しだけある」も合わせると、今回のアンケートでは87%もの人が、子どもの発言を気にしていることがわかります。Q1.子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?とてもある 48%たまにある 33%少しだけある 6%ほとんどない 7%その他 6%集団生活はお友だちと遊んだり、家庭ではできないことを経験できたりなど、たくさんのメリットがあります。しかし、家庭という小さな集団で生活してきた子どもにとっては、個人差はあるといえストレスを感じることもあるでしょう。お友だちとのけんかだったり、自分の思うようにできないことへの憤りだったり…。それらが子どものなかで積もることによって、大人がドキッとするような発言につながっていることもあるかもしれません。では、保護者の方は、子どものどんな発言に悩んでいるのでしょうか? 具体的なエピソードを見てみましょう。■「あの子、嫌い!」友だちへの拒絶に悩む親たち集団生活が始まると子どもにも人間関係ができ、そうなると「合う」「合わない」といった相性の問題からも避けては通れないのだと思います。大人であれば、「必要以上に関わらないようにする」などといった対策を自分で取ることができます。また、「嫌い」などの強い言葉を本人に言うこともないでしょう。でも、子どもはまだ発達の途中ということもあり、お友だちとの距離感を見誤ってしまうこともしばしばあるようで…。「3歳の息子の話です。遊ぶ女の子とはケンカが絶えず、会うと必ず揉めます。家でたまに『●●ちゃん嫌い!』とか『●●ちゃんにはコレ貸さないよ〜』と言うので、何とも言えずどうしたものかと思います。女の子に拒否されてしまう息子を見ると親としても悲しくなるので、息子がそう言うのもわからんでもない。ただ、仲良く遊べるときもあるのですが…」「年少のときから仲の良い双子の友だちがいるのですが、その子たちが、娘とケンカすると『キライ!』『もう遊ばない!』『嫌な子!』と言われることが。うちの娘は悲しそうな顔で何も言わず、泣くことを我慢していました。ケンカの原因はうちの娘にも悪い部分もあるので、『次から気をつけようね』という言葉がけしかできませんでした」「このあいだまで、『○○ちゃん大好き!』って言っていたのに、最近は『○○ちゃんはもう飽きた!』って言うんです。嫌い怖いもそうですが『飽きた!』はさすがに良くないし、お友だちに直接言わないように言いましたが、伝わってない様子…」仲良く遊んでいたのにちょっとしたことでタイミングが合わなくなったり、相手の拒否が強すぎてもめたり…。そんなとき、まだそんなに語彙の多くない子どもは「嫌い」という言葉で自分の感情をなんとか表そうとしているのかもしれません。「うちは小学4年生になりますが、同じように、『●●ちゃん嫌い!』と言ったり、芸能人も『この人嫌い』」とハッキリ言っちゃうので、わざわざ嫌いな人言わんでエエよと伝えてます。あまり聞きたくないですよねぇ。でも翌日に遊んで、『やっぱそんな嫌いじゃないわ』なんてケロッと言ってて、同じだなぁと思いました!」汚い言葉や気持ちよくない言葉を子どもが使ったときに、その言葉が相手を傷つけることは伝えていきたいところです。でもモチコさんのエピソードと同じように「嫌い」と言っていても、すぐまた一緒に遊んでいたというコメントも寄せられました。あまり深刻にならなくてもいいのかもしれませんが、でも、もしかしたら、なにか困りごとのサインという場合もあるかもしれない…。考え出すと止まりません!そして、本当にお友だち同士で問題が起こっている場合であっても、どこまで親が口を出していいのかも悩ましいところです。■子どもがだれかと比較するのは親が原因!?大人が不安に感じる子どもの発言は「嫌い」という言葉以外にもあります。たとえば、できる子とできない子を比べたり、友だちを「悪い子」だと断定したり…。小学生くらいのお子さんになってくると、あえて相手を傷つけるような言葉を使うこともあるようで、みなさん悩まれている様子…。どのように子どもの発言と向き合っていくのがいいのでしょうか。「幼稚園のとき『●●ちゃんはあれができなかった』『●●くんが怒られた』というマイナスな発言を聞くようになりました。きっとそこまでには何か理由があると思うけど、何だかモヤモヤ。でも考えたら親である私が『このあいだはこれできたのに、何でできなかったの?』など、他人や過去のことと比べる言葉をたくさん使っていたからだと気付きました。それからはなるべく褒めることを優先するようにしています。『いろんな子に優しくできると、すてきだよね!』など、なるべく具体的に」「わが家の息子は甘えん坊。できることも『ママ~お願い』とかわいく頼んで来ることもしばしば…。そこでまわりの大人が『4歳でしょ? できないの?』など言ってたら、ある日『●●くん、5歳なのにおしゃべりできないんだよ?』と…。成長のスピードはそれぞれだと言うことをわかりやすく伝えましたが、ドキッとさせられた発言でした」ご紹介したエピソードは、子どもの発言から、叱り方など親の側の普段の発言について考えさせられたというパターンです。子どもを注意するとき、ついつい「あの子はこんなこともうできているよ」とできる子を引き合いに出してしまったり、「昨日はちゃんとできたでしょ!」と過去と比較してしまったり…。子どもは良いことも悪いことも、どんどん吸収していきます。それこそ、小さい子どもは善悪の判断もあいまいで、覚えた言葉をただ使いたいだけという側面すらあるかもしれません。だから大人のほうこそ、普段の言い方を気をつけなければ…とあらためて感じました。「ある日、息子が『●●君な、悪い子やねん』と、その子のことを家で話し始めました。『だってな、みんなが座ってるときに立ってるし、並ばなアカンときに並んでないねん』と。少し返答に迷いましたが『じゃあ、息子はなにもかも全部カンペキにできる? 先生に注意されたりしない?』と聞くと、『あ、ホンマや、僕と一緒や!』と妙に納得した顔をしていました。このときは『みんな同じなんだよ』と教えてみました」「できることとできないことがあるのはみんな同じ」であり、「得意不得意は人それぞれ」…。大人になった今だからそう思えますが、成長途中の子どもにとっては、いろいろ経験して学ぶことのひとつなのだと思います。■子どもにとっての味方でいるために。親ができることは?ただ、家庭内で思ったことをなんでも言えるのは、子どもにとって悪いことではないような気がします。小学生、中学生と成長をしていって、もっと困ったことに直面したとき、相談をしてもらえないほうが親はつらいのではないでしょうか。ただ、「嫌い」という言葉はあまり聞いていて気持ちがよくない言葉。だから「どうにかしたい」と思うのもわかります。親はそのとき、どんな対応ができるのでしょうか?▼子どもなりの思いを聞く。嫌いは苦手野菜と一緒?「子どもには子どもなりの思いがあっての発言だと思うので、母親としては一旦は受け止めたいとおもいます。家の中でだけは、本音で話させてあげたいので」「うちも『嫌い』って言うときありました! とりあえず子どもの気持ちを肯定してあげます。そのあと話の前後の繋がりで相手目線からのお話をし、その子のいいところを聞いてます。嫌いじゃなくて苦手って言えるように誘導したり…小さいころは、苦手野菜と同じような感覚かなと」「まずは親の主観を挟まず、しっかり聞いてあげるように心がけてます。同じトラブルが数回あったとき、はじめて、対処方法を一緒に考えたり、先生に相談したりするようにしてます。子どもは、幼いうちは気まぐれで大人が思うほど、深刻な問題は少ないように思います。8年育児をしてきて、いまだからこそ、そう思います。幼少期は、小さなことで、いちいち振り回されてました」苦手野菜と同じような感覚の「嫌い」。これは、少し気がラクになりますね! まずは、子どもの主張に耳をかたむけることが、基本であって一番大切なことなのかも。▼子どもの言葉に親ができる具体策はある?子どもの発言に対しての具体的な対応案もいろいろと寄せられました。「いろんなところから仕入れてくる言葉のなかでも、相手に対して攻撃的な言葉は、やはりドキッとします。年長になった娘に、きちんと意味が説明できるように、私が昔に使っていた分厚い辞書を手元に置くようにしました。本が好きな娘には良かったようです。なぜなぜにも答えられ、親も助かっています。きちんと意味をわかって言葉を使える、相手にどんな風に届くのかを想像できるような大人に育って欲しいです」「習いごと先に苦手な子がいたようです。行きたがらないので『●●くんが苦手なの?』って聞いたら、『うん』と言ったので、曜日を変更しました。苦手な子がいるからといって、習い事まで嫌になるのは私もどうなのかなぁと思ったので」子どもの性格や普段の親子関係から、家庭にあった対応ができるのは理想的だなと思いました。習いごとなど、時間や曜日を変更することが可能な場合は、一度離れてみるという手もありますよね。子どもはたくさんの言葉をテレビやお友だちからインプットして、使ってみようとしますよね。だから、家庭ではできるだけ気持ちいいポジティブな言葉を使ってみると、子どももどんどん使ってみるような気がします。逆に、自身が子どものころ頭ごなしに「そういうことは言っちゃダメ」と注意され、傷ついたというエピソードもありました。「私が幼稚園のころ、母に『(私が)イヤって言ってることやるから、●●ちゃん嫌い』と話をしました。しかし母は私に『そういうこと言っちゃダメ!』とひと言。私は『そうなの? そうしたら先生にお話してみたらどうかな? でもお友だちに嫌いなんて言ったら悲しむよ』などの言葉が返ってくると思っていたのですが、まさかの返し。母は私の味方ではないのかとトラウマになってしまいました。自分の子どもには、同じ思いをさせないようにしたいと心から思いました」自分が子どものころに親から受けた対応って、けっこう覚えているものなんですよね…。それに納得がいっていなければなおさらです。家族に弱いところを見せられたり、愚痴が言えたりするのは、きっと家庭が安全地帯になっている証拠の気がします。まずは自分の気持ちを吐露できる場を作れていたことで親としての第一関門は突破できたと思えると、少し気持ちも落ち着きそう。子どもの意見にはしっかり耳を傾けつつ、必要なときにはアドバイスをし、基本的には見守ってあげられる…。こんな親を目指したいところだけれど、でもこれらは、大人同士のつきあいだって簡単なことじゃないですよね。「あの子、嫌い」は、子どもが家庭から外に踏み出していくなかで出会うチャレンジの1つかもしれません。人付き合いは一生続いていく課題でもあり、力にもなる。だから親子で一緒に、成長していかれるといいですね。Q1. 子どもの発言にどう答えるか悩んだことはありますか?回答数:206Q2. 子どもの発言についてエピソードやご意見を教えてください回答数:46アンケート集計期間:2019/3/21~4/18
2019年06月03日こんにちは、婚活FP山本です。独身者にありがちな悩みの一つに、親や周囲から「結婚しないの?独身はきっと後悔するよ?」などと頻繁に言われることが挙げられるでしょう。そして、余計なお世話としか感じない人もいる一方で、結婚に焦っている人もいるのが実情かと。しかし現実問題、本当に結婚せずに独身でいるのは後悔するものなのでしょうか。そこで今回は、後悔するのかどうか独身者を待ち受ける未来についてお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。一生を未婚で生きる人は2割程度!?まずは独身者の実情について、統計を通してお伝えします。総務省統計局の「国勢調査報告」によると、最新である2015年の生涯未婚率は男性23.37%、女性14.06%という結果です。(生涯未婚率とは50歳時の未婚率を表し、生涯独身でいる人の統計資料となっています)平均すれば、ざっくり2割程度の人は一生結婚せずに独身で生きていると言えるでしょう。ちなみに1950年頃の生涯未婚率は、男性1.45%、女性1.35%だったので、いかに結婚しない人が増えてきたかが分かる結果といえます。これも一つの「時代の変化」でしょうね。これは総じて、最近の「少子化問題」の原因にもなる訳ですが、少なくとも独身の当事者からすれば「仲間は多くなった」と言えます。ひとまず、実情は抑えておきましょう。今後は更なる上昇も予測されている生涯未婚率は、今後も上昇が予測されています。そのうち頭打ちになるともされていますが、そう簡単に下がることは無く、高い水準が維持される事になるでしょう。つまり結婚は、誰もがする普通の事ではなく、したい人やできる人だけがする行為になるかもしれません。国家運営の観点なら困る流れでしょうが、今の独身状態を維持したい人には朗報かもしれませんね。少なくとも、あなたがそういう人なら、大いにこの流れを歓迎しましょう。男女ともに「適当な相手に巡り合わない」次に、独身者の結婚しない、できない理由についてお伝えします。国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」によると、男女ともに「適当な相手に巡り合わない」が最多という結果です。結婚は相手あっての物種ですから、相手がいなければできないのも当然ですね。ちなみに一方、同調査によると男性の85.7%、女性の89.3%は「いずれ結婚するつもり」と回答しています。さらに「結婚しない」と回答した人に、「過去に結婚したいと思った事があるか」を聞くと、男性の41.4%、女性の50.7%が「ある」という結果です。つまり男女とも、90%以上の人は結婚願望があるものの、出会いがないか、一定の理由で結婚を諦め、結婚に至っていない事になります。もしかして……あなたもですか?当人が「適当な相手ではない」事も……諸々のアンケートによると、「婚活」を経験した事がある人は、全体の10%程度という結果です。適当な相手に巡り合わない前に、探しに動いていない実情が伺えます。また現場を見ていると、適当な相手に巡り合っても相手にされない事象を頻繁に見かけるのが現実です。これはとりわけ、年齢層が高まるほどにありがちな事象といえます。もしあなたが結婚を望むなら、まずはあなた自身が「適当な相手」と見てもらえる努力が必要かもしれませんね。未婚高齢者の末路は後悔しかない……のか?さらに未婚高齢者、つまり独身者の末路についてお伝えします。冒頭でも触れた通り、確かに結婚しないという事は独居老人確定ですから、何となく「老後が寂しそう」と感じるかもしれませんね。少なくとも、孤独に弱いと思っている人にとっては大変な問題でしょう。でも一方で、今は3組に1組は離婚する時代です。仮に離婚に至らなくても、定年で常に夫が傍にいて逆に苦しんでいる声も頻繁に聞きます。夫婦仲が良かったとしても、結婚して子供ができ、その子供が引きこもりや家庭内暴力を引き起こして困っている方も沢山です。人間関係は、良い人と一緒ならプラス効果をもたらすものの、悪い人と一緒ならマイナス効果しかなく、それならいない方が良いといえます。必ずしも結婚は正義ではありませんよ。「自分は正しい」と認識したいだけ!親は親心も含むものの、周囲が結婚を勧めるのは「実際に結婚した自分は正しい」と認識したいだけに過ぎません。同時に独身者に同情することで、自分はそんな状況ではないという一種の優越感に浸りたいだけです。このため、そんな声を気にする必要はありません。どうしても気になる人は、ぜひ独身のままに幸せを手に入れて「よく結婚なんかしたね?」と慰めてあげましょう。結婚したからこその不幸も多いので、覚えておくと良いかもしれません。現在の独身者の老後は寂しいものだが。。今度は、生涯独身を貫くうえでの後悔しないためのポイントをお伝えします。独身で困るのは、やはり老後になりますが、それは「寂しい」という感情ではなく「お金」の問題です。寂しいと言う高齢者は、今のところお金に困っていないから言っているに過ぎません。独身という事は、年金が一人分しか入ってこないだけでなく、現役中も共働きに比べて貯金しにくいことが多いです。そして最近では既婚者でも老後破産に陥ることもあるため、独身を貫きたいなら既婚者以上に老後を警戒し、十分な経済基盤を持つ必要があるといえます。簡単にいえば、お金さえあれば独身も老後も問題なく、逆にお金がなければ独身を後悔し、あるいは相手と結婚した事を後悔してしまうのが実情です。稀にお金があっても後悔の声をあげる人もいますが、それは「お金が無い状況」を知らないから……とお考え下さい。寂しがってるヒマもないのが正しい予測幸か不幸か、今は独身・既婚を問わずに8割の世帯が老後破産するとも言われています。お金が無いなら、生活保護を除けば働くしかないのが現実です。このため、独身のままに老後を迎えれば、寂しがるヒマもないほど働かざるをえなくなるのが現実的な将来といえます。大抵の場合、寂しい孤独もイヤですが、お金がない貧困もイヤでしょう。少なくとも共働きを前提にすれば、既婚者は独身よりは経済的に有利です。ムリに独身を貫かず、柔軟に考えたほうが良いかもしれません。60代になってから独身を後悔しても手遅れ最後に、独身を貫く場合の注意点をお伝えします。結論から言えば「結婚はいつでもできるものではない」という点です。これは男性でも同じなのですが、女性は結婚に「年齢」が強めに影響してくるため、尚更といえます。早い話、お金や孤独に困ってからでは手遅れ。独身の方は、その多くが「今はまだ結婚はいい」といった表現をします。まるで、望めばいつでもすぐに結婚できるかのように……。そして、気づいたら誰にも相手にされなくなった方が沢山います。そうなったら、強制的に独身を貫いて生きるしかなくなってしまう訳です。現役中は、まるで現在が生涯続くかのように錯覚しがちですが、大抵は「定年」がありますし、誰でも老います。60代になってから独身を後悔しても手遅れという点を強めに意識しておきましょう。特に女性は35歳を過ぎれば強制独身?最近ではアラフォー世代の婚活も盛況と言われていますから、その年齢でも大丈夫と考える方も一定数います。しかし実際には、確かに活発に行動する人も多いものの、若い世代と比べれば中々結婚に至らないのが現実です。特に女性は、35歳を過ぎると顕著に結果に表れます。もちろん可能性ゼロではないものの、だからこそ尚更、都合よく大丈夫と捉えがちかもしれません。「結婚はいつでもできるものではない」という基本だけは、忘れないようにしましょう。「とりあえず独身」こそが後悔しがち!結婚するもしないも、完全に当人の自由です。ただ結婚する場合もしない場合も、「とりあえず」と軽く考えて動くと、後悔しがちといえます。結婚の有無は、どちらを選んでも人生を左右し、そして後戻りできない重い決断です。それに見合う覚悟の元、独身を選ぶなら選びましょう。
2019年05月08日年長組のお子さんをお持ちのママパパは、小学校入学に向けての準備もほぼ完了しているのではないでしょうか。この時期、保育園・幼稚園とは異なる環境に不安に思っているお子さんも少なくないでしょう。最終回となる今回は、「ママパパやお子さんに必要な心構え」について、子育て本の著者であり講演家の立石美津子さんにうかがいました。お話をうかがったのは…立石美津子(たていし・みつこ)さん聖心女子大卒。幼稚園・小学校・特別支援学校教諭免許を取得後、20年間学習塾を経営。現在は著者・講演家として活動。『一人でできる子が育つテキトー母さんのすすめ』『はずれ先生にあたったとき読む本』『子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方』など著書多数。『発達障害に生まれて(ノンフィクション)』のモデルでもある。オフィシャルブログ ■小学校では「自分からSOSを発信」できる子に―― 前回 、 前々回 のお話では、入学前までに身につけておくべき日常習慣や学習習慣についてうかがいました。最終回となる今回は、総論として、ママパパやお子さんに必要な心構えについてお聞かせください。立石美津子さん(以下、立石さん):これまで2回にわたり、細かなアドバイスをしてきましたが、今回はもう少し掘り下げてお話ししたいと思います。以前お伝えしたとおり、読み書きできることも、時計が読めることももちろん大事ですが、それらの大前提として、まず困った時に「SOS」が出せるようにしておくことが大切になってきます。――保育園・幼稚園生活でも困ったことがあれば先生が助けてくれますが、それとは別なのでしょうか?立石さん:そうですね。保育園・幼稚園時代は、先生方がひとり一人を手厚く見てくれていましたので、子どもたちは何かあっても不自由なく園生活を送ることできていたでしょう。しかし、小学校になると状況は変わります。基本1クラス35人前後です。この人数を担任がひとりで見ながら、同時に授業も進めていくわけです。つまり、ひとり一人に目が行き届かなくなることもあるのです。そうなると、保育園・幼稚園時代のようにモジモジ、メソメソしているだけでは相手には伝わりづらくなります。例えば、トイレに行きたくなったら「先生、トイレに行ってもいいですか?」と言えることが大切。また、授業でわからないことがあったら「わかりません」と言える勇気も必要です。■親がやってはいけないこと1:手や口を出しすぎない――多くのお母さん方が「うちの子は大丈夫かしら?」と心配になってしまいそうですね。立石さん:仕方ありません。これまで保育園・幼稚園では先生方が何かあったら声をかけてくれていたので当然ですよ。ただし、4月からは違うのだと割り切り、まずはお母さんが意識して、「困ったことがあったら助けを求める」「できないことはできる人にやってもらう」という姿勢を、お子さんに身につけさせることが、学校生活を健やかに過ごすうえでポイントになってきます。――では具体的に、どんなことをすればよいのでしょう?立石さん:日常生活において、お母さん方が「ヘリコプターペアレント」にならないように注意することです。これはどういうことかと言いますと、お子さんが自ら要求する前に「のどがかわいたかな?」と水を用意したり、「トイレに行けば?」とうながしたり、ヘリコプターのように旋回して手を差しのべるのを控えるのです。お子さんが困る前にお母さんがアクションを起こしてばかりいると、外で発信しづらい子になってしまいます。もちろん低学年のうちはまだまだ幼いので、戸惑うこともたくさんあると思います。多少時間がかかってもいいですから、家庭でも外でも、どんな状況でもSOSを出せる術を身につけさせてください。■親がやってはいけないこと2:「小学生なんだから」はNGワード!――なるべく自分で判断させ、できないこと・助けてほしいときは発信できるような積極性を身につけさせるといいのですね。立石さん:はい、そうです。ただ、ここで一つ注意点があります。保育園・幼稚園とは異なる知的な環境に進級するからといって、「もう小学生になるんだから、ひとりでやらないとダメよ」と、いきなり突き放すことは絶対に避けてください。「小学生になるのだから、自分ひとりでやり遂げなさい」「小学生になるのだから、弱音をはいてはいけないよ」「小学生になるのだから、人にぜったい迷惑をかけてはいけない」4月からは小学生ですが、まだまだ幼い子どもです。こんな厳しいフレーズをかけられたら、大人だってプレッシャーを感じてしまいますよね。まして純粋な子どもには、このような言葉はストレス以外の何ものでもありません。あくまでも、「困ったこと・助けてほしい時は誰かにお願いする」ことを前提に、自ら考え、行動できる子になるように、お母さん方も普段かける言葉や行動を意識してみましょう。3回にわたり、入学前までに身につけておくべきこと・やってはいけないことをお伝えしてきました。小学校入学と聞くと、何か特別なものを準備しなければと、焦る気持ちが漠然とあるかと思いますが、じつは日常生活を見直し、少し視点を変えて、意識して行動すればよいのです。いよいよ来月は小学一年生。胸を張って入学式をお迎えください!取材・文/長谷部美佐
2019年03月30日数年前から「毒親」という言葉を目にする機会が多くなりましたよね。「毒親」とは文字通り、子どもにとって毒になる親のこと。いわゆる、虐待する親などを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、子ども対して精神的にプレッシャーをかけたり、暴言を吐いたり、気分で振り回したりするのも「毒親」のようです。■あなたの家は大丈夫?家族の問題は、他の家と比べるのが難しいので、傍から見れば「毒親」でも、当の子どもは「これが普通」と思い、気づかないまま大人になるケースも多いもの。また、大人になってからも「毒親」に支配され続けるパターンもあり、そういう女性は恋愛や結婚をするうえで支障が出るという話も……。そんな「毒親」にまつわる本をご紹介しますね。あなたの両親は、毒親ではないでしょうか?■毒親の娘は自己肯定感が低くなる?『母がしんどい』(KADOKAWA)まず「毒親」の本と言えば、漫画家の田房永子さん。「毒親」関連の著書が多く、自身が親になってからも、子どもに対する自分の行動に苦しみます。そんな田房さんの代表作は『母がしんどい』(KADOKAWA)です。かわいい絵柄のコミックエッセイで読みやすいのですが、内容は壮絶。幼少期から社会になるまでの、母親の数々のエピソードが書かれています。個人的に強烈だったのは「ブラジャーを買ってくれない」(要は娘が年頃になることを認めない)というお話。「アルバイトや学校行事を邪魔され、参加できない」「娘の友達と仲良くなろうとする」などもびっくり。でも田房さんは、母親を嫌うなんて自分がいけないんだ、と罪悪感を持ってしまい親から離れられないのです。「バカ」「ブタ」といった暴言を吐かれても自分を責め、自己肯定感が低くなった彼女……。自己肯定感が低い人は「自分には人から愛される価値などない」と思い込む傾向があって、相手の好意を信じられなかったり、素直に愛情表現できなかったりしがち。だから恋愛下手な人が多いと言われています。また、親から認められる異性と結婚しなければ、という強烈なプレッシャーにさらされるようです。自分の親ももしかして?と思っている人にとってこの本は、何らかの気づきを与えてくれるかもしれません。■母娘は女同士だからこそ難しい『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)2冊目は、精神科医・水島広子さんの著書『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)。全8章で構成され、毒親の実態を論理的に説いている本です。症例も豊富で、「毒親」の被害にあっている当事者のケアだけでなく、親サイドの原因も分析。そして「毒親」に育てられた子どもの心のケア方法、問題の手放し方などにも言及しています。第6章の「こじれる母娘問題の『女』について」では、母と娘がまさに「女VS.女」の構図になっていることを解説。ここを読んで、娘の結婚には、少なからず母親が影響を与えていることがわかりました。「毒親」の存在に心を痛めている人は必読。「毒親」とは何かを学ぶのにもおすすめです。■恋愛下手な理由がわかるかも両親が「毒親」とまではいかないまでも、自分の恋愛観や結婚観に親が影響を及ぼしている、と感じる人はぜひ一読を!あなたの恋愛や婚活がスムーズに進まない理由が見つかるかもしれません。
2018年12月11日「老いた親が認知症と診断されたからといって、子どもが絶望する必要はありません。認知症自体、直接的に死に結びつく病気ではないわけですし、対応次第では症状を緩和させたり、進行を遅らせることが十分に可能だからです」こう語るのは『先生!親がボケたみたいなんですけど……』(祥伝社)の著者、精神科医で国際医療福祉大学心理学科の和田秀樹教授。50代女性の親世代は70~80代、その多くが「ウチの親はいつ認知症と診断されるか」といった不安を抱えているはず。だが、和田先生は、診断が出た途端に別人に変わるわけではないと忠告する。そして、認知症は老化に伴う自然現象であり、前向きな姿勢で受け入れてほしいとアドバイスする。「今は“予防ブーム”で、認知症にならないようにすることばかりに力を入れています。ですが本当は、長生きすれば、認知症は誰もがなるものと捉え、準備と対策を、しっかりとやっておくべきものなのです」(和田先生・以下同)では「親の物忘れがひどい」と思ったときの対処法は?和田先生は次の5つのポイントを挙げる。【1】認知症の兆候を見逃さない【2】臨床経験が豊富な専門医に診てもらう【3】「いま現在の親」を受け入れる【4】“できなくなった”ことを悲観するより“できること”を維持【5】親に機嫌よく生きてもらうことを最優先にするさらに“全体の90%は使われていない”とも言われる脳をもっと活用して、脳の老化を防ぐことが大事だと、和田先生は話す。「脳内で最も早く老化が進行するのは前頭葉だといわれています。前頭葉は、記憶や感情、やる気などをつかさどる器官。この機能が落ちていくと、感情のコントロールが悪くなり、頑固になったり、怒りっぽくなったりします」そして認知症が始まった親との向き合い方について、和田先生が解説してくれた。「認知症の介護は、まず“慣れること”で対応の仕方が見つかります。そこで、どうすれば親の機嫌がよくなるかと観察する。ズルいと思われるかもしれませんが、工夫して、親がニコニコしている状態を維持できるようになれば、介護は楽になるでしょう」親のボケを受け入れる準備は、早ければ早いほどよい。
2018年11月25日「僕は男の子」「私は女の子」男女の違いを子どもが意識し始めるのにはいくつくらいからなのでしょう。違いが分かりやすいのは身体の変化ですが、その違いは性に結びつくもの。正しく、きちんと教えてあげたいところですが、どう説明したら良いのか悩んでしまうこともありますよね。今回は、子どもから性にまつわる質問があったときの受け止め方や親としての心構えについて、幼稚園「りんごの木 子どもクラブ」代表の柴田愛子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…「りんごの木 子どもクラブ」代表 柴田愛子先生「子どもの心により添う保育」をモットーにした「 りんごの木 子どもクラブ 」代表。絵本作家。 保育者。育児書の執筆、雑誌への寄稿だけでなく全国で保育者向けセミナーや母親向け講演会をおこない支持を得る。NHK『すくすく子育て』出演。園で行っている「子ども達のミーティング」はテレビ・映画で取り上げられ「子どもの力を最大限に引き出している」と話題に。■「赤ちゃんはどこから生まれるの?」にどう答える?――以前、息子と一緒にお風呂に入っていたとき、私の体をまじまじと見ながら「赤ちゃん、どこから生まれるの?」と聞かれたんです。私は年齢的に教えていいか迷いつつ「う~ん、このへんかな~」と下腹部をさして教えましたが「おしっこが出るところ?」と返され「そのへんだね~」と曖昧なまま会話終了…。今でも「あの伝え方って良かったのかな~」と思うことがあるんです。柴田愛子先生(以下、柴田先生):最近は弟や妹が生まれる際に立ち会い出産を経験している子も多くなりましたよね。実際にお母さんのお産に立ち会った子は感動を持って見守った経験から出産自体を恥ずかしいこと、いやらしいこととは思っていないんですね。だからストレートに説明していいと思います。でも、お産に立ち会ったことのない場合は未知の世界ですし、お母さんのほうが気恥ずかしくなってしまうことも多いかもしれません。そういう場合は絵本や紙芝居の力を借りてみるのはどうでしょう。お産がテーマの本は意外とたくさんあります。子どもに見せる前にできたらお母さんが見て、すんなりと入ってくるもの、わが子のレベルに合ったものを選んで見せてあげましょう。■男女の体の違いが気になり始めるのは「5歳くらいから」――絵本や紙芝居なら教える側にとっても抵抗が少ないし、間違いのない知識を子どもに伝えられるので実践してみたいです! 赤ちゃんがどうやって生まれるかが分かってくると男女の体の違いが気になってくると思うのですが「どう違うのか」「どうして違うのか」といった疑問にはどう応じるのが良いでしょう?柴田先生:実は、3歳くらいまでの子はほとんど男女差を感じていないんですね。でも、4歳を過ぎたころから遊び方に性差が現れます。5歳くらいには体の違いに興味を持ち始めて、お互いの性器を見せ合ったり触ったりすることで確かめあったりし始めます。ただ、多少の罪悪感があるので大人の目の届かないところでやります。いわゆるエッチな本に興味を持ち、公園などに落ちているとコソコソ見ていたりするんです。――5歳くらいから興味を持ち始める…。息子もそのくらいからだったような気がします。「〇〇のお兄ちゃんがエロ本持ってるって!」とわざわざ報告されたこともあったような(笑)。罪悪感はこのくらいの年齢からすでに感じているのも驚きました。子どもが男女の体の違いについて興味を持ち始めていると感じたら、性について伝える準備を始めたほうが良いのでしょうか?柴田先生:そうですね。スカートめくりする5歳児に「どんな感じ?」と聞いたことがあります。すると「ゾクゾクする」と返ってきました。健康な育ちではあるのですが、いやがる女の子を追いかけて…という事態も起こるかもしれません。だから、きちんと説明する必要がありますね。この時も視覚的なことがあったほうが分かりやすいので、絵本などを使うと良いですね。大きくなった時に赤ちゃんを産むための大事なところだから傷をつけてはいけないし、簡単に見せてはいけないよと脅かしにならない程度にハッキリ伝えることが大事です。■「子どもは何を知りたがっているか」をまず考える――子どもからの性に関する質問はその成長とともに変化していきますよね。親はどのように向き合っていけば良いのでしょうか。柴田先生:しつこく聞いてきたかと思ったら、しばらく忘れたようになる。子どもの性に関する疑問はときどきやってくるという感じですね。なのであまり深く考えなくて大丈夫です。子どもから問いかけがある度に一緒に話しながら、何を知りたがっているのかを探ってあげてください。ゆったり構えておくだけで、お母さんやお父さんもだんだん慣れてきますし、自然に事実を話せるようになると思うのです。お子さんが大きくなり思春期になった時には性欲を否定せず、赤ちゃんは簡単につくってはいけないこと、避妊するための具体的な方法などがあることを自然に話せるようになってゆけると良いですね。性にまつわる質問は人間の根源的なテーマだけに「正しく教えたい。でもどう伝えれば良いのか分からない。今、伝えて良いかどうかも分からない」と戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。今回、柴田先生にお話を聞いてみて安心したのは「考えるのは子ども発信の問いかけがあったタイミングで良い」「あまり深く考えなくても大丈夫」ということです。「子どもが知りたがっていることは何だろう?」と想像してゆったり構える。そうすることで「こんなふうに違うんだよ」「こういう理由でとても大事なんだよ」と子どもに伝わる言葉で自然に伝えられるようになると良いなと思いました。
2018年06月25日最近「毒親」本は相次いでベストセラーになり注目を集める「毒親」ですが、毒親はアダルトチルドレンの原因になったり、毒親の子が毒親になったりと長期に渡って影響を与える深刻なものです。毒親になっていないかのチェック方法から、毒親の与える深刻な影響、毒親の子が毒親にならないための方法専門家の意見を伺ったママテナの記事からまとめました。●「毒親」とは?「毒親」という言葉を知ってますか?毒親とは、子どもを自分の思い通りにしようとし、暴力や虐待、過度の干渉などによって支配下に置こうとする親のことです。子どもにとって「毒」になる親ををこう呼ぶそうです。どんなママが毒親になってしまうのか?子供が成長してアダルトチルドレンになってしまう原因も毒親にあるといいます。しかし、毒親は実は子供の時の親の影響を受けた場合が多く、被害者が加害者になるという状況もあります…。▼続きはこちら▼●あなたは毒親になってませんか?良かれと思ってしている子どもへの激励や応援は実は自分自身の思いを押し付け、子どもを追い詰めて負担になっています。あなたの毒親度チェック、6つの質問に答える事で簡単に確認できます。▼続きはこちら▼●毒親が与える深刻な影響とは?毒親に育てられた子供が親になると、自分自身が否定されて育ったため、しあわせでないと感じ同じことをしてしまう、と専門家は指摘します。毒親チェックであてはまる項目が多かった場合、自分の子供を毒親にしないためにも、この毒親連鎖を断ち切る必要があります。その方法とは?▼続きはこちら▼●しつけのポイントは?毒親にならないようにしながらも、子供のしつけはしなくてはいけないママ。具体的なしつけの方法や、両親を見て学んだことなど、しつけにかんする記事です。▼続きはこちら▼
2018年05月27日今回はしあわせになるための心構えについて考えてみましょう。まず、みなさんに知っておいてもらいたいのが、しあわせは人から与えられるものではなく自分で見つけるもの、ということなのよ。とくに、いまは不景気のせいもあって世の中全体が暗く、なにかにつけて悪いことばかりを強調しがち…。たしかに厳しい時代だけれども、こういうときだからこそ積極的に明るい面を見ていくことが重要です。悪い話は聞きたくなくても勝手に聞こえてくる世の中ですからね。それに引きずられマイナス思考になるのではなく、自分の中にあるプラス面に目を向けることが大切なのではないかしら。そもそも、しあわせは自分が決めるもので、人に決めてもらうものではありませんからね。他人が考えるしあわせと、あなた自身が思うしあわせが同じとは限らないでしょう?人の基準に合わせたしあわせをいくら追い求めても、本当のしあわせにはつながらないことが多いもの…。日常生活で自分なりの小さなしあわせを見つけるクセをつけて自分がどんなときに、しあわせを感じるのかよく観察してみてください。これを習慣づけていけば、あなたにとって本当のしあわせとは何なのかが少しずつ見えてくると思いますよ。しあわせをだれかに与えてもらおうとするのではなく、自分で見つける、それも他人が考えるしあわせではなく、自分自身が心から望むしあわせを探していくことが重要なのではないかしら。とくに、いまの若い人は周囲にどう思われているかをものすごく気にするから、自分のしあわせを見失いがちかもしれませんね。周囲からしあわせだと思われることが大事で、自分がしあわせを感じているかどうかは二の次、なんてことも…。もちろん、これはオーバーな言い方ですけどね。 でも、さっきもいったように他人の基準に合わせたしあわせをいくら追い求めても、満足感は得られません。自分の基準でしあわせをつくっていくことが何よりも大切なことなのよ。周囲の空気を読むことが悪いわけではありませんが、自分が本当はどう感じ、どうしたいのかも合わせて考えないといけませんね。いまは厳しい時代といわれているけれど、逆にいえば、明るい未来に生まれ変わろうとしている準備期間なのかもしれませんよ。お金や、便利さ以外の価値も見直されてきていますからね。若い人が地元で働き、そこで新しい家庭をつくり、故郷に根を張る生き方が増えているようです。みんながみんな都会に価値を置く時代じゃなくなっているのね。人の価値観に合わせるのではなく、自分のしあわせを追及しやすい時代といえるのではないかしら。みんなも自分の基準で、しあわせを探していってくださいね。 これで良かった?【あなたの人生】そして今後の仕事/お金/恋/結婚
2018年04月06日先日最終回を迎えた2017年10月期のドラマ『明日の約束』(関西テレビ)では、過干渉などにより子どもを支配する「毒親」が登場して話題になりました。「毒親」に悩む人は実の母からの卒業が難しく、離れがたいという現実があるように思います。今回は、「毒親」ついて考えてみたいと思います。「毒親」ドラマが続々と登場した2017年「毒親」という言葉は、医療機関のコンサルタントのスーザン・フォワードが書いた『毒になる親 一生苦しむ子供』からついたもので、子どもを支配する、子どもに罰を与えるなどして、悪影響を与える親を意味しています。2012年に親との確執を記録したコミックエッセイ『母がしんどい』が多くの共感を集め、「毒親」の問題が多くの人に知られることとなりました。最近では書籍だけでなく、映画や漫画、そしてドラマにも多く登場しています。今年のドラマでは、『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK総合)や『過保護のカホコ』(日本テレビ)に登場する母親が「毒親」として話題になりました。どちらの母親も、娘が可愛いがゆえに自分と同じ苦労をさせたくないというような思いから過干渉になり、「毒親」になってしまっているというものでした。どちらのドラマでも母と子の折り合いがつかない現実が描かれ、母からの卒業を遂げるという結末になっています。子どもにとっては重すぎる毒親、その内容とはドラマ『明日の約束』は、井上真央さん演じるスクールカウンセラーの藍沢日向が、教え子の不可解な死を紐解いていくというストーリー。メインストーリーとして、教え子の男子生徒がなぜ死んでしまったのか、学校や部活でのイジメの疑惑や、不穏な交友関係、そして仲間由紀恵さん演じる母親の過保護すぎる行き過ぎた愛情などが描かれました。注目を集めたのは、物語の中に登場する手塚理美さん演じる主人公・日向の母親の毒親っぷり。その一部をご紹介します。母親が日向の小さい頃に強制していた交換日記のタイトルが「明日の約束」。これが子どもにとってはかなり重い内容です。今日も日向はママの言うことを聞けない悪い子でしたね。明日はちゃんといい子になりましょう。明日の約束。その1、ママがいいと言ったお友達以外とは遊ばない。その2、ママに口ごたえしない。その3、ママをイライラさせない。必ず守るように。ママは日向が大好きです。「日向はこれから、ママの言う通りに生きなさい。日向の読む本も、遊ぶ玩具も、お友達も、全部ママが選んであげる。日向にとって、それが一番正しいんだから。明日の約束。ママの言うことを疑わない。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。「日向も今日から12歳。小学校も今年で最後ですね。でも、大きくなってもあなたはママの娘です。これからもずっとママの日向でいてね。明日の約束。日向はママを一生、愛し続ける。必ず守るように。ママは日向が大好きです」。出典: ドラマ『明日の約束』 ドラマでは、漫画やおもちゃを捨てさせたり、自分の気に入らない友達が来たら帰ってもらったりする母親の様子が描かれ、その様子には胸が痛くなるほどでした。日向は母親からの重圧に耐えきれず、12歳になった日を最後に、母親への返事を書くことをやめてしまいます。その後、自分を守るために腕を負傷し障がいが残ってしまった母親への罪悪感から、一緒に暮らすことをやめられなかった日向。社会人になっても毒親からの支配は続きます。「あ~いやらしい。ママに隠れてこそこそ恋人作って」。日向に恋人がいることを知らされていなかったと気づいたとき、大きな声で言い捨てた言葉です。母親は娘とは良好な親子関係を築けていると信じており、日向の心の傷については理解がありません。感情の起伏が激しく、気に入らないことがあると、とげのある口調で日向を攻め立てるのです。やっとできた毒親からの卒業は29歳エンディングで日向は、母親の呪縛から卒業を遂げます。12歳でやめた交換日記の返事を29歳になった主人公がようやくできるのですが、その言葉が印象的です。「私は大きくなってもお母さんの娘です。でも、ずっとお母さんのためだけに生きることはできません。……明日の約束 私は、私のために生きていきます」。出典: ドラマ『明日の約束』 ずっと「ママの日向」でいることはできないと、母親に「NO」をつきつけた形になります。このメッセージを告げて、日向は家を出て一人暮らしを始めることになり、物語は終わります。ありあまる愛情が引き金に…。毒親ドラマはまさに反面教師ドラマの主人公・日向は29歳でようやく母親と決別することができますが、おそらく何歳になっても母親との問題に悩む人はいるのではないかと思います。ありあまる愛情ゆえに、子どもたちの人生を知らない間に支配してしまう母親たち。このドラマはそんな母親に悩む人たちに勇気を与えてくれます。母親に支配されて生きるというのは、別の言い方をすると母親に守られて生きるということ。それはとても苦しい反面、安定もしているため、逃げ出しにくいといえるでしょう。卒業するタイミングがなかなか見いだせず、何歳になっても母親に依存してしまう人は少なくありません。母親との関係性は非常に複雑なものです。日向の母親は、自らが子どもにとって「毒親」にならないための反面教師でもあるように思います。筆者も2児の母ですが、愛情を掛けることは、子どもを支配して全部道を作って決めてあげることではないのだなと改めて気づかされました。「私のために生きる」と宣言した主人公のように、子どもが子ども自身のために進んでいける道を応援する母親でありたいものです。【参考リンク】・『明日の約束』公式サイト ※FOD、カンテレドーガで有料配信中
2017年12月28日こんにちは。コラムニストの鈴木かつよしです。近年、40代後半から50代になっても「自分の親は元気だし、まだ当分のあいだは大丈夫だろう」みたいな安心感を持っているオトナが多くなったように見えます。国の中枢にあって行政に携わる人が 「今や人生90年、100年の時代。75歳くらいまでは現役で働いて、年金の支給開始もそのくらいからでいい」みたいな意見をマスメディアで発信するものですから、すっかり乗せられてその気にさせられている面もあるのでしょうか。実際には80歳が近づいてきた高齢者は実にさまざまな問題を抱えているというのが本当のところで、筆者のように、それまでとても健康だった両親が二人とも80代に入ってからの急激な衰えであっという間に亡くなっていく時間を共に過ごした者は、80歳が近づいてきた高齢者の場合はある日突然に何かが起きても不思議ではないことを知っています。今回は主に40代のパパ・ママ世代に向けて、ひと回り先輩にあたる筆者の世代(筆者自身と筆者の地元C市で暮らす50代の人たち)から“親の年齢が80歳に近づいてきたら持っておくべき心構え”について、僭越ですがアドバイスめいたことをお話しさせていただこうかと思います。●心構え1:自分の親だけは大丈夫と油断しないこと40代のパパ・ママ世代への最初のアドバイスは、認知症についてです。ここでは、筆者が暮らすC市の地域ボランティア仲間である50代半ばの会社員男性による助言をご紹介します。『自分の父親は70代の後半くらいから徐々に物忘れが目立つようになりましたが、病院で脳の画像を撮っても特に目立った委縮は認められず、日常生活も普通に送れていて体も丈夫だったので、90歳くらいまでは元気で生きていてくれるのだろうなと思っていました。今40代のみなさんがもし当時の私と同じような意識で毎日を過ごされているようでしたら、それは油断です。80歳を境にして、認知症は急激に進行する場合があります。父の場合は兄弟の死がきっかけでしたが、本人が大切にしてきたもの(人でも物でも、帰属している共同体でも)を失ったようなときが直接の引き金になる場合が多いので、十分に注意しておいていただきたいと思います』(50代男性/都内C市在住/会社員)この50代男性のお話は、40代パパ・ママ世代のみなさんにはぜひ心にとめておいていただきたいと思います。筆者の父親も80歳を過ぎて長年自分で切り盛りしてきた雑貨卸の商店を判断力の低下を理由に廃業してから、あっという間に認知症が進行して、それが誘因となって多臓器不全に陥りこの世を去りました。親の年齢が80歳に近づいてきたら、親にとっての“生きるモチベーション”は何なのか ということも、少しだけ考えるように心がけていただきたいと思います。●心構え2:家の中にも外にも“転ぶリスク”は常にある「転んだらおしまい」と心がける次にご紹介する40代パパ・ママ世代へのアドバイスは、中学校で養護教諭をなさっている50代前半の女性からのものです。『私の母は80歳を目前にして近所のスーパーへ行く途中で転び、大腿骨の頸部を骨折して入院しました。手術はいったんは成功したかのようにみえましたが、患部周辺の母の筋肉は普通の人よりも衰えが進んでいて、人工骨が何度も外れ、何日もかけて作った装具は母に拘束感を与え、せん妄を起こして幻覚を見るようになりました。長引く入院生活は全身に内科的な諸問題も引き起こすようになり、その後の経過はあまりにも悲しく思い出したくもありません。結局母は転んでから一度も退院することなく半年後に帰らぬ人となりました。40代のパパ・ママ世代のみなさんに申し上げたいことは、後期の高齢者ともなれば転ぶリスクは家の中にも外にもどこにでもあって、しかも母のように転倒イコール致命傷というケースもあるということです。親が80歳近くになってきたなら油断をせず、とにかく“転ばないこと”を心がけて生活するように注意してください』(50代女性/都内C市在住/中学校養護教諭)養護の先生のこのお話を聞いたとき、同じように転倒、骨折、手術の見込み違い、入院生活の長期化、全身の衰弱といった経過をたどって転んでからわずか4か月で81歳の生涯を閉じた母を見送った経験を持つ筆者は、涙が止まりませんでした。養護の先生や筆者のように親が転倒をきっかけに亡くなってしまう例もありますが、そこまでではなくても寝たきりになってしまうケースは数多くみられます。まだ小・中・高校生の子育て真っ最中の40代パパ・ママ世代にとってはいわゆる“ダブルケア”的な状態に陥るおそれ も十分に考えられます。高齢の親は「まだまだ元気」と安心せず、「転ぶことだけはさせない」くらいの気持ちで注意して見守ってさしあげてください。●心構え3:お金は孫のために使わないでいいから自分の生活費・医療費用に確保して最後にご紹介するのは妻のママ友でもあるC市内の植物園に勤務する50歳になられたばかりの女性の助言で、“お金”に関することです。『相続税対策に頭を悩ますほどの資産がある方なら別ですが、そんな域には到底至らないわれわれ一般の子育てママ・パパの場合、高齢になりつつある親には「お金を孫のためにそんなに使わないでいいから、自分の生活費や医療費のために余裕をもって確保しておいてね」と、常日頃から話すように心がけた方がいいと思います。今はなき実家の両親は生前、年金生活でけっして余裕があるわけではないのに姉の子どもたちやうちの子どもたちのために何だかんだとお金を出してくれたのですが、父が脳梗塞で、母が癌で病床に伏せるようになってからは桁の違うお金がかかるようになり、孫たちのためにばかりお金を使わせてしまったことが今となってはいくら後悔しても足りません』(50代女性/都内C市在住/団体職員)この女性のご意見も傾聴に値すると思います。筆者も母のときに経験しましたが、いったん病床に伏せてしまった高齢者にかかる医療費や介護費用は、それまでの日常生活ではありえなかったような桁の金額になります ので、孫たちのためにあんなにお金を使わないで自分のためにとっておいてくれたらと、本当に後悔するものです。----------高齢の親とその家族にまつわる諸問題については、東北大学特任教授の村田裕之先生が、2011年の著書である『親が70歳を過ぎたら読む本』の中で、わが国では初めて現役世代に向けた包括的な問題提起をされたように記憶しています。今はあれからさらに時代が進み、親が70歳どころか80歳を過ぎてもまだまだ安心しきっている現役のパパ・ママ世代の人が増えているように思います。筆者自身もそうでした。でも、人間であるかぎりいくら元気だった親でも終末期は必ずやってきます 。本稿が今40代でそろそろ80歳が近づいてきた親を持つパパ・ママ世代のみなさんにとって、「なるほど。そんなことも頭の片隅には置いておくか」と心にとめるきっかけになっていただければと思います。【参考文献】・『親が70歳を過ぎたら読む本』村田裕之・著●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年09月19日スイミングでなかなか進級できない、ピアノが全然上達しない…。習い事にかけるお金と時間を考えてしまい、ついイライラ…! そんな経験はありませんか? 今回は私の体験談をもとに対処法をご紹介します。■無理にやる気を引き出そうとするのは逆効果! その子の"時”を待つわが子はとても不器用で、何を習わせても上達がスロー。無意識のうちに周りと比較して「なんでできないの!?」とイライラしてばかりいました。「できなくて悔しくないの?」「もうちょっと頑張ればできるのに、なんでやらないの!」とたきつけてみるものの、本人はシラ~ッ。その覇気のなさ、やる気のなさにまたイライラが募る…という悪循環の繰り返し。でもあるとき、あれだけハッパをかけてもできなかったことが、突然、いとも簡単にできたのです。それも立て続けに! スイミングで蹴伸びができた、ピアノが弾けるようになった、計算ができるようになった…。それは子ども自身が「できる」と信じて「やろう」と決めたタイミングだったからこそできたこと。私はその“時”を待てないあまり、自分の基準で「今すぐできるようになれ!」と無理を押しつけていたのです。■毎週通っているだけでもエライ!特に苦痛だったのが半年以上も進級できずにいたスイミング。どうやら私はプールサイドからすごい形相で子どもを睨みつけていたらしく、子どもは萎縮してしまいガチガチに。先生からも「暑い日も寒い日も、毎週休まず通っているだけで立派ですよ。ぜひ褒めてあげてください」と言われてしまいました。常日頃、仕事でも「プロセスが大事」とか言っているくせに、我が子には結果ばかりを求める鬼母に…。確かに、仕事だって毎日会社へ行くだけでも大変です。誰も褒めてくれないけど、そこを認めてもらえたら嬉しいですよね。身内にスイミングのコーチがいるので相談してみると、案の定「幼児スイミングの壁は水への恐怖と親のプレッシャー」とのこと。水への恐怖心は慣れで克服できても、親の期待値が高すぎるのは弊害でしかないと…。子どものやる気を引き出すには、まず「今どんな練習してるの?」「どんな時が楽しい?」などと、関心を持って話をじっくり聞いてみること。無理に褒めなくても「へえ、難しそうなことやってるんだね」といった声をかけるだけで満たされることもあるようです。■辞めさせ時って、いつ!?とはいえ、本人が楽しめない、どうしても練習が苦痛、という場合は、やめるという選択肢も。特に楽器など、初期投資をしてしまった習い事は、親も決断できずに悩んでしまいがちですよね。そんな時は、子ども自身の本音を確かめましょう。親の目からはやる気がなさそうに見えても、本人が「続けたい!」と言う間は、その気持ちを尊重してあげたいところです。中には一時的に飽きてしまっただけ…ということもあるので、そういう場合はあえて一度中断してみても。また、上手くなったり勝てるようになると急に面白さに目覚めることもあります。辞めさせようか悩んだ時は、正直に先生に相談してみましょう。わが子の場合も、子どもの上達状況を客観的に教えてもらいながら、「○○ができるようになるまでは続けてみよう」「秋の発表会まで頑張ってみよう」などと具体的な目標を設定しました。そうすることで、もうひと頑張りできたり、やめる場合でも気持ちに区切りをつけられました。「頑張れば今度アレ買ってあげる」とニンジンをぶら下げたり、「こないだできなかったからアレ買ってあげない」と過去の反省を促したり、あの手この手と試したものの、結局子どもにとっては「楽しい!」が一番の原動力。ママも自分自身が楽しもうという感覚で、子どものワクワクを上手に引き出せるといいですね。
2017年09月09日「終活は読んで字のごとく人生の終わりについての活動です。いわば死に支度。子どもから勧められると『死ねと言っているの?』と、傷ついてしまう親もいるでしょう。生前に実家を片づけることは、人生を生ききるための前向きな活動。私は“生き活”と呼んでいて、正しくやれば、親はどんどん元気になるんですよ!」 そう話すのは、掃除・片づけ・生前整理のプロで生前整理アドバイザー認定指導員も務める大津たまみさん。「終わり」に向けた作業と考えるのか、新たな「始まり」への第一歩と考えるのかで「実家の片づけ」はガラッと変わってくるという。大津さんによれば、やればやるほど親が元気になる理由は2つ。1つ目は、物理的にモノが減ることで、安全・快適に暮らせるということ。 「家の中にモノがあふれていると、災害時に落下物がぶつかったり、邪魔になって逃げ遅れる可能性が。日常生活でも、つまずいてケガをする可能性が高まります。家が片づけば、当然そうしたリスクも減少。さらに家の中に十分なスペースが生まれ、孫が喜んで遊べる家にもなります。孫の笑顔が見たい親は多いものです」 2つ目の理由は、親の潜在的な望みがわかること。 「モノというのは、言ってみれば“思いがカタチになったもの”ですから、片づけをいっしょに行うことで、親のひそかな思いに気づくことができるのです。“紙類”などは、老親が捨てられないモノの代表ですが、『なんでこんなモノを!?』というチラシやパンフレットに、意外な願いが込められていたりするんです」 実際に大津さんが片づけの手伝いに訪れた80代の女性の家からは、大量の旅行パンフレットが見つかったことがあった。じつはそれらは「いつか息子と一緒に行きたい」と、女性がひそかに集めていたものだったというーー。いっしょに家を片づけていくと、一見不要に思えるそうした「モノ」たちが、親の気持ちや願いを知る糸口になってくれるのだ。 「だからこそ、親が元気なうちにスタートしてほしいのです。早ければ早いほど、親の願いをかなえるお手伝いもできますからね」 実際に片づけを始めるにあたって、まず大切なのは親の気持ちに寄り添うこと。そのために大津さんは、ぜひ、自分の家の片づけから始めてみてほしいという。 「生前の家の片づけは、楽しいことも大変なこともたくさんあります。自分はそれらを経験していないのに『やれ』と言っても、親は納得してくれません。それに、親が片づけにつまずいたときに冷たい態度をとってしまうことになり、最終的にはお互いが意固地に……。ですから、まずは自分の家の片づけを写真に撮って『こんなにスッキリしたよ』と見せてあげてください」 さらに、親世代は、モノをの持ち方の基準が違うことも理解する必要がある。 「戦中、戦後の貧しい時代を体験した親世代は『モノが多い=豊か』『モノを捨てるのはもったいない』という価値観が根強くあります。その価値観を否定してしまうのは、親の人生を否定するようなもの。ですから、片づけの際も『捨てる』という言葉は厳禁!『使わないなら、もったいないから手放そうね』という言い方に変えましょう」 実家の片づけのポイントは、一気に終わらせるのではなく、ゆっくり、焦らず、でも止まらず、確実に進めること。 「最終的な目的は、モノを極限まで減らすことではなく、あくまでも『大切なものをあぶり出すこと』。ですから、片づけと同時に、親御さんにとってもっとも大切な品を入れる『思い出箱』も、ぜひ作ってあげてください。理想的な大きさはみかん箱大が目安です。極端な言い方をすれば、これさえ作ってあれば『ほかのものは処分しても大丈夫』と割り切ることができますよ」 そして、くどいようだが始めるのは「今」! 「まさに、親孝行したいときには親はなし。『いつかやろう』の『いつか』は、待っていてもこないのです」
2017年08月02日2人以上の子どもを育てながら働くママは、保育園に入れたとしても、送り迎えの大変さが倍増します。特に待機児童が問題視されている昨今は、兄弟が別々の保育園に入園するケースもよくあること。そんなときに生じる問題や心構えについてご紹介します。■電車通園は体力勝負!車で通勤・通園するママに比べて、電車での移動は大変。駅から近い保育園に入園できたとしても、2人の子どもが別々の園に入った場合、2園の場所が離れていることが多いのではないかと思います。自宅、保育園、会社が別々の駅だと、通園・通勤だけで時間がとてもかかります。自宅近くの園と会社近くの園に希望を出すなど、通勤のついでに送り迎えができるように、場所を重視して保育園を選ぶことも必要です。駅から歩いて登園する場合、0歳~1歳の子どもであれば抱っこしてしまえばいいのですが、2歳以上になると抱っこするのも、歩かせるのも一苦労。保育園の荷物と自分のバッグを抱えて、2人の子どもを連れて登園するのは本当に過酷です。車通勤が可能な会社であれば、2人目の妊娠を機に通勤・通園での車の利用を検討しても良いかもしれません。 ■無認可保育園への入園も検討を待機児童が多い地域では、認可外の保育園への入園も検討が必要です。1人目の子がすでに保育園に通っている場合は、育休中にその園の近くの無認可保育園を探しておくことをおすすめします。認可保育園と比べると、無認可保育園の情報は少ないので、実際に訪問して兄弟がすでに通っている園や駅、会社までの距離を調べておくと安心。各市町村で独自に認定している認定保育室などもありますので、調べておくと良いでしょう。■保育園によって異なるルール兄弟が別園になると大変なのは、送り迎えだけではありません。保育園によって異なる決まりを覚えるのが意外と大変なのです。例えば、毎日の持ちものも細かく決まっています。タオルだけを例に挙げても、枚数、種類、紐をつける・つけないなどの決まりがありますし、同じ園でも進級するたびに持ちものが変わっていきます。これを覚えるだけでも大変です。また、週に1回はお昼寝布団のカバーを交換する園がほとんど。中には布団ごと持って帰り、家で天日干しして翌週にまた持参する、という園もあります。ほかにも、水筒やお弁当持参、ご飯などの主食のみ持参する園も。このようなルールを覚えるのは、とても難しいです。持ちもの一覧表などを作成して、毎朝チェックをするのが良いかもしれません。■行事やイベントの時期がかぶる園が異なると運動会やお遊戯会、遠足などの行事がかぶることがあります。特に運動会は決まった時期に開催されるので、日程がかぶることは珍しくないそう。そうなった場合は、片方の子どもの行事だけに参加するのはかわいそうと、夫や両親と分担して行事に参加する人が多いようです。2つの園が近ければ、行き来してどちらにも参加できるのが一番ですが、保育園の行事は午前中に終わってしまうことが多いので注意が必要です。また、兄弟が多いと進級してからも保育園と小学校、小学校と中学校で行事日程が重なる可能性が。この機会に、両親や舅・姑を子育てに巻き込むのも良いかもしれませんね。兄弟が全員、同じ保育園に入れれば、負担が少なくて良いのですが、待機児童の問題解決にはまだまだ時間がかかりそうです。兄弟別園になって慌てないためにも、2人目を妊娠したときから準備をしておくことをおすすめします。
2016年09月08日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。老人医療に優れている長寿国の日本だけあって、ありがたいことに、親世代が元気に長生きして、子や孫世代を助けてさえくれる世の中です。でも、確実に自分よりも年上である親。今は元気でもいつかは介護を必要とするようになるかもしれません。親に日々の生活があるように、子にも孫にもそれぞれの大切な生活があります。「いざ、同居を!」となったとき、「よし来た!」と直ちに同居介護ができるとは限りません。そこで、親世代に介護が必要になったときの現実的な対処法、親や周囲からのプレッシャー、自分自身が後悔しないために持っておくべき心構えについて考えてみましょう。●「絶対必要な介護/あったらいいなの介護」「できること/できないこと」の区別介護が必要な側には「こうしてほしい」があり、介護する側にも「こうしてあげたい」があります。ただ、介護する側にはできないこともあるのが現実です。介護する側は、介護される側を弱者と考えるために思いを口に出しにくく、介護される側はそれに気づくことができません。こうして、互いの関係がギクシャクしてしまうのもまた現実なのです。だからといって、ウヤムヤな気持ちのままでスタートを切ると、後になって「こんなはずじゃなかった」と苦しむことになるかもしれません。親子であっても、そこに無理があれば関係は破綻してしまうのです。介護というこれまでとは違った形で親に向き合う必要ができたそのときには、2つのことを熟慮する必要があります。それが、「絶対必要な介護/あったらいいなの介護」「できること/できないこと」の区別 です。●“ベスト”ではなく“ベター”の介護で、親も自分も周囲も納得もちろんベストを尽くせるのが理想でしょう。でも、親の生活を守るために自分の生活を犠牲にすれば、どこかにひずみが現れてくるものです。そんなとき、できる限りの“ベター”な行動をとろうとすることが、双方のストレスを減少させてくれます。「なんでもやってあげるよ」ではなく「これならできるよ」という介護姿勢 です。そして、それをはっきりと口に出してから行動しましょう。親としては自分の希望の一部がかなえられ、子である自分もできる範囲でベターな介護ができます。それを見守っている周囲も介護され介護する様子に安心感を抱きます●“ベター”な介護をどうやって導き出すかベターな介護は、「絶対必要な介護/あったらいいなの介護」「できること/できないこと」を整理することで見えてきます。ただ、これを考えるとき、親と自分の自己都合だけではなく、医師やケアマネージャーなどの専門家、得られると思われる公的な補助内容、ほかの家族の協力などから総合的に判断する必要があります。介護する側は、まず公的機関に問い合わせたり、ネットなどで調査したりすることで、十分な情報を集めましょう。ただ、重要なのは、当事者と関係者らが集まってそれについて話し合い、自分たちにとっての“ベター”な介護の形をみんなで作ること です。また、このベターな介護は刻々と変化していきます。定期的に見直す必要があることも、その場の全員で確認しておきましょう。●まとめなんでもしてあげたい気持ちがあったとしても、逆に何もしたくないと思っていたとしても、そのときに“自分にできることの範囲” をきっちりさせておくことがとても大切です。ただ、分かってはいても、それを口にすることで、悲しませたり批判を受けたりするのではないかと腰が引けてしまうこともあります。でも、それを飲みこんで介護を続ければ、「もっともっと」と求められて追い詰められ、自分の生活を少なからず犠牲にして頑張っても認めてもらえないことに苦しむことになりかねません。介護は人間の欲と似ています。今求めていることがかなっても、必ず「もっと」が現れます。だからこそ、ずっと先にあるベストやパーフェクトを目指すよりも自分のベターを心がける方が、近くの満足をみんなが感じられる介護を実現しやすいのです。【参考リンク】・超高齢社会における介護問題 | リサーチ | 大和総研グループ()●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年07月03日子どもは不登校になると、1日中ダラダラしたり、無気力になったりします。親はそれを見て、勉強が遅れたらどうしよう、大人になって人間関係が築けなくなるのでは? と不安を抱くものです。しかし、頭ごなしに叱りつけたり、原因を追究したりするのは逆効果です。不登校の子どもへのNGな声かけとその理由、親としての心構えについて体験を交えてお伝えします。■不登校の子どもにかけてはいけない言葉不登校になった子どもは、ダラダラとゲームをしたり朝起きられなくなったりします。親は不安になってさまざまな本を読み、インターネットで調べて解決策について勉強します。そして、責めたり無理強いしたりしてはいけないことを知ります。子どもにかけてはいけない言葉の代表例は、学校へ行きなさいどうして起きられないの?勉強が遅れるわよゲームばかりしてわかってはいるものの、学校へ行ってほしいのが本心です。その結果、「無理して学校へ行かなくていいのよ」と言う一方で、「1ヶ月だけ休んで、来月から行ってみようか?」。「そのままでいいのよ」と言いながら、「勉強は遅れないほうがいいわよね」と矛盾したことを無意識に口にしてしまいます。子どもは親の気持ちを敏感に感じとります。そして、「本当は早く学校へ行かせたいんだな」と見透かします。■子どもは自信を失い、不安でいっぱい子どもも本当は学校へ行きたいと思ってはいるものの、同時に行きたくない気持ちもあって葛藤しています。自分の気持ちが分離してわからない状態です。そんな自分をふがいなく思い、自信をなくしています。勉強の遅れを心配し、「友だちからどう思われているのだろう」という不安もあります。「どうせ自分はダメな人間なんだ」「みんなが普通にできることが自分にはできない」と卑下する気持ちもあります。そんなところへ親が勉強の遅れを心配したり、登校をうながしたりしたら、「やっぱりお母さんは自分の気持ちなんてわかってない!」という反発心ややるせなさ、悲しさ、怒りがわいてくるのです。■親が考え方を変えれば子どもは前に進める私はあるときから、子どもは学校へ行かなくても大丈夫だと思うようになりました。私自身がフリーランスになってから、高校を卒業していなくても社長として成功している人や、フリーランスとして才能を生かして生活している人に何人もめぐり会ったからです。もちろん学校でしか経験できないこともありますが、大人になってからちがう形で経験できることもあります。学校には行ったほうがいいけれど、私が一番に願うのは、子どもが将来ひとりで働いて食べていけること、精神的に安定して成長することです。まず親が「この子は学校へ行かなくても大丈夫」と心から信じること。そうしなければ、子どもにも伝わりません。子どもは自分の不登校を認め、現状を受けいれることで「いま何をするべきか」が見えてきます。目標を「学校へ行く」ことから、生活を改善することや好きなことを伸ばすなど、自分ができることへ変えましょう。達成するたびに自信が積みかさなり、やがて大きな目標達成にもつながります。「学校へ行けない」ことにこだわるのではなく、親子でできることを探してゆっくり成長することが一番大切だと私は思っています。子どもの不登校に悩んでいる方も、あせらず、見守ってください。
2016年06月18日今年こそは結婚相手をみつけて、寿退社を狙いたいと思っているけれど、なぜかイイ男に出会えない!と悩んでいる女子の皆さん。今回は「理想の男性と出会うための心構え」をお教えします。■1.もっと自分を好きになろういい恋をするための基本ですね。ダメンズに遊ばれたり、失恋をしたり、恋が実らないことが続くと、「私なんて・・」と投げやりになってしまうこともあるでしょう。とはいえ、そんなふうに自分を痛めつけていたって、幸せは手に入りません。新年を迎えた今だからこそ、気持ちを入れ替えて、自分を愛せるように努力をしてみましょう。■2.ダメンズを見抜く目を養おうダメンズに引っかからないようにするためにも、「ひとりの男性だけ」を見つめるのは、やめましょう。友達や知り合いを交えて、彼が周りの人にどう振る舞うのかをじっくり観察してください。「女性に優しくするように、ウェイターにも思いやりのある態度で接しているか」をみるのも、ポイントですよ。■3.たまには彼を追わせよう「好きな人ができたら、思わせぶりな態度とって、男に追わせる」ことも大切。もちろん、計算ばかりの恋は疲れてしまいますが、それでも恋の始まりに「駆け引き」は外せないアイテム。ふたりを引き寄せるための「スパイス」として、賢く試してみましょう。■4.ベッドルームから離れよう出会ってから初めてセックスをするまでの期間は、人によってまちまちかと思いますが、ベッドの中だけでデートの大半が終わってしまうような付き合い方はやめましょう。最初のころは燃え上がるセックスも、回数を重ねるごとに新鮮味もありがたみもなくなってきます。髪も洋服も乱れたあなたの姿を、彼が見飽きてしまったらもうそれまで。■5.出会いを渇望するのをやめよう男探しに疲れを感じたら、少し恋愛から距離をおいてみて。力を抜いた途端に、運命の相手が現れるかもしれません。「彼」との出会いにむけて、自分とじっくりと向き合うことも大切です。自分にはどんな男性が向いているのか、リラックスして考えてみましょう。■6.男目線を意識してみよう「男に媚びるのはイヤだ。」などと言っていると、いつまでたっても出会いには恵まれません。髪を切ったり、メイクをしたり、シェイビングをしたり、おしゃれをして、社交の場に足を運びましょう。自分を着飾ることは、自分を好きになるための第一歩。自信をつけることで、自然にモテオーラが出始めるのです。■7.知性を身につけよう「イイ男というのは、知的で自信に満ち溢れる女性を好みます。日頃から新聞を読んだり、ネットやテレビで情報収集をしておくことが大切」なのだそうです。見た目の華やかさで男性を引き寄せたら、次に問われるのが「知性」。会話をしているだけで楽しいと思わせたら、ふたりの距離は急速に縮まるはず。■8.決断を急ぐのをやめよう将来のパートナーは、たくさん時間をとってじっくりと選んでみましょう。複数の選択肢を用意して、比較することで、「こんなはずじゃなかったのに」と後悔するリスクを軽減できる」そうです。結婚後、何十年もひとりの男性と連れ添うことを考えれば、独身の間ぐらいは、彼氏だけにべったりとせずに、自由にいろんな恋を楽しんでみるのもアリなのかもしれませんね。■9.いつも笑顔でいよう「笑顔はあなたの人生をハッピーにするだけでなく、理想の男性に出会うチャンスを増やします。」メラビアンの法則でも「見た目や表情の重要性」が強調されているように、どんな出会いにも「笑顔」は外せない要素なのです。眉と口角をあげ、優しく穏やかな表情で毎日を過ごしましょう。■おわりに恋はキレイをつくるために外せないアイテム。すてきな出会いにむけて、今日からすこし心持ちを変えてみるといいかもしれませんね。今年もたくさん恋ができますように!参考リンク:(magforwomen)
2013年05月18日パートナーと充実したセックスライフを送っていますか? マンネリなどに悩んでいませんか? もっと素敵にセックスを楽しみ、お互いが満たされるための心構えをご紹介します。■相手をよろこばせたいという気持ちまず第一に、相手をよろこばせたいという気持ちを持つこと。自分が快感を得ることも大切ですが、相手が快感を得られるように色々と試してみるのもセックスの楽しみです。相手の反応を見て、自分がますます盛り上がるということも。さらに、よろこばせようと心を配ることで、相手の男性もそのお返しに、あなたをよろこばせようと尽くしてくれるはずです。相手がしてくれることに対しては素直に反応するようにしましょう。男性は女性以上に、相手の反応を見ることで気持ちが高まります。また、より大きな快感を得るために、してほしいことを積極的に伝え合うことをオススメします。お互いをよりよく知っていくことで、より充実したセックスを楽しむようにしてください。■五感を積極的に活用してより素敵なセックスにするために、五感を積極的に活用するのもオススメです。下着の素材やデザインにこだわったり、アロマを焚いたり、静かな音楽を流したりするなど、自分なりの工夫をしてみましょう。新たな刺激を加えることで、さらに快感を高められることもあります。五感をヒントにあれこれと工夫をするということは、セックスに新鮮さをもたらすことでもあります。彼との付き合いが長くややマンネリ気味、という場合はぜひチャレンジしてみてください。彼と相談しながらあれこれ試してみるのも楽しいかもしれません。■安全・安心を心がけてまた、セックスを楽しむための基本として、安全に気を配ることがとても重要です。妊娠を望んでいない場合は、避妊に対する正しい知識を持ち、きちんと実行すること。性感染症などを予防するために、清潔さやカラダのコンディションにも注意するようにしてください。さらに、お互いのカラダの特徴をよく理解し、傷つけたり痛みを感じさせたりしないようにすることも大切です。してほしくないこと、嫌なことがある場合もちんと伝え合い、理解し合いましょう。安心してセックスができる関係を築くことも、大切なポイントですよ。
2013年04月01日結婚を意識している彼と始めた同棲、なのになんとなくだらだら続いてしまって、結婚のタイミングも逃してしまったような・・・。そんな“だらだら同棲”を避けるための心構えをご紹介しましょう。■“だらだら同棲”を避ける基本の基本同棲の中でも要注意なのが、もっと一緒にいたいから、一緒にいたほうがラクだからとなんとなく初めてしまうパターン。この場合男性は特に、家事などを彼女にしてもらえてラクな上、結婚した場合の責任を負わなくてもいいといったことなどから、結婚に踏み出す気持ちが薄れるというケースもよくあります。もし結婚をしたいのなら、なんとなく同棲を始めたり、長期間同棲したりすることは避けるようにしましょう。ラクをするための同棲ではなく、結婚を前提にお互いを知るための同棲だということをきっちり確認して、期間を決めてスタートすることをオススメします。■同棲をするときに注意すべきこと同棲をすることで、相手の生活のスタイルを知るようにしましょう。そして自分の生活スタイルと合っているか、もしくはお互いに歩み寄ることができるかどうかを判断しなければなりません。相手の生活スタイルを知るために、注意すべきポイントがいくつかあります。まずはお金の使い方。結婚を見据えているなら、お互いの金銭感覚を理解できるかどうかは重要なポイントです。節約と贅沢のバランス感を確認し合うようにしましょう。また、時間の使い方も要注意。平日の生活リズムや休日の過ごし方などがあまり合わないようだと、将来苦労するかもしれません。そのほか、清潔に対する感覚が合うか、食生活が合うかなど、気になるところはしっかり確認していきましょう。結婚してから「こんなはずじゃなかった」とならないように、お互いをよく知り合うというのが、“だらだら同棲”とは違う、結婚を見据えた同棲の目的です。そのことを意識しながら一緒に生活をし、判断すべきタイミングでしっかり判断してくださいね。
2013年03月10日